<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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どうも、新川です。

「僧」、「医療」をキーワードに調べものをしていると、
鎌倉時代、臨済宗の僧
栄西(1141〜1215)が記した
『喫茶養生記』につきあたりました。

『喫茶養生記』
こちらの内容としては、
茶の栽培方法から飲み方、採取法、効能などが述べられており、
桑の飲み方などもあわせて綴られております。

なぜ、お茶なのかという点については、
当時、宋で盛んであった禅宗の修行において、
疲労回復や眠気対策として
よくお茶が服用されており、
儀礼の中にも茶を飲むという作法が組み込まれていたことがあるようです。

『喫茶養生記』の序文には、
茶者養生之仙藥也 延齢之妙術也
山谷生之其地神霊也 人倫採之其人長命也
とあり、
茶は養生の仙薬であり、長寿の妙薬であることが最初に示されており
栄西の茶に対する強い思いを感じます。

また序文の中の一節として
一期之源在于養生其示養生之術可安五臓
五臓中心臓爲王乎建立心臓之方喫茶是妙術也
これらの意訳として
養生が大事であり、
それには五臓の状態を「安んず可し」、
その中でも心の臓が重要なので、
それを茶を喫することで「建立」出来ますよとあります。

これだけを見ても
当時の身体観が表されいる内容かと思います。


《参考URL》
『喫茶養生記 二巻』(京都大学附属図書館所蔵)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00017929

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