<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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下野です。
江戸時代、
日本にオランダを通じて
西洋の文化が入り、
勿論 医学も同様で、
ここで漢方医、蘭方医という言葉が生まれたとされます。
ただ日本に文化が入って来ただけでなく、
勿論 東洋の文化も西洋に伝播しました。

時は16世紀、
中国への上陸は困難とされた時代に、
ヨーロッパの人が鍼灸医学というものを
体験したのは日本であったとされており、
1670年代には
「痛風治療」に艾(moxa)、
日本式の管鍼術(管に鍼を入れてトントンと刺入する)が
紹介されたようです。

そして、
より鍼灸、及び日本というものを
広めた立役者としてドイツ人医師のシーボルトが挙げられ、
彼がヨーロッパに持ち帰った医療道具に
時の侍医 石坂宗哲よりもらった
針があったり、
宗哲の著書を含む鍼灸書があったとされています。

どうしても日本の西洋化という
ニュアンスが強すぎる時代ですが、
一方で日本文化というものも
しっかりとヨーロッパに持ち帰られたわけです。
ただし日本と異なるのは、
西洋は西洋の文化を重んじたのに対し、
日本はそのまま真似事をしてしまった点でしょうか。

『日本植物誌』(京都大学附属図書館所蔵)
『日本植物誌』(京都大学附属図書館所蔵)

シーボルトが記した植物誌です。

 

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