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あけましておめでとうございます。

どうも、新川です。
2021年が始まりました。
今年はどんな一年になるのか。
自分で切り拓いていく力が試される年になりそうです。

本年も宜しくお願い致します。

前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。


《原文》

凡風病、
有四百四種、総而言之、不出五種、即是五風所摂。
一曰黄風、二曰青風、三曰赤風、四曰白風、五曰黒風、
凡人身中、有八万尸虫、人身不成不立、復有諸悪横病。
諸風生害於人身、所謂五種風、生五種虫、能害於人。
黒風生黒虫、黄風生黄虫、青風生青虫、赤風生赤虫、白風生白虫。
此五種風、皆是悪風、能壊人身、名曰疾風、入五臓、即与臓食。
人虫生、其虫無量、在人身中、乃入骨髄、来去無碍。
若食人肝、眉睫堕落、食人肺、鼻柱崩倒、
食人脾、語声変散、食人腎、耳鳴啾啾、或如雷声、食人心、心不受触而死。
脈来徐去疾。上虚下実、此為悪風。


→解釈として、
人体の中に生ずる虫の数は計り知れないほど多く、
身体の中においては骨髄まで入り込み
あちこちへ行き来するものである。
もし肝を侵蝕すれば眉睫が脱落し、
肺を侵蝕すれば鼻柱が崩壊し、
脾を侵蝕すれば声音がかすれて散り、
腎を侵蝕すれば虫のなくような耳鳴りがしたり、
雷が鳴るような音がし、
心を侵蝕すれば、心は元来邪を受けないものだが、
一度入りこまれると死んでしまうこととなる。

続く


参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


苔が素敵な小径
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