<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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こんにちは、為沢です。
もうすぐ12月ですね。
先日はかなり暖かい日もありましたが、
気温も下がってきて、冬の到来を感じる今日この頃です。

さて、今回は『素問』の中にある
冬の養生についてご紹介します。

『素問』四氣調神大論

冬三月、此謂閉藏。水冰地坼。無擾乎陽。
早臥晩起、必待日光、使志若伏若匿、
若有私意、若已有得。
……

和訓:
冬三月、此れを閉藏と謂う。水冰り地坼く。
陽を擾すことなかれ。
早く臥し晩く起き、必ず日光を待ち、
志をして伏するがごとく匿るるがごとく、
私意あるがごとく、已に有ることあるがごとくせしむ。
……

冬の三ヶ月は万物の機能が潜伏して閉じる季節です。
例えば、水が凍ったり、地面も凍ってしまうように
流れが一旦とどまる季節なので、
この時期に陽気をかき乱すようなことはしたらアカンぞと説いてます。

冬は、早く寝て遅く起きるべきで、
日照時間に合わせて起床と就寝するのが良く
早寝早起きではなく、
冬は遅起きくらいが良いぞと推奨しており、
また、いろいろ思いがあっても
心にとどめるよう注意してます。

このように、
冬はあまり行動的にならず ジッと思いを貯め、
来たる春に向け英気を養う時期であると説いてます。

しかし、これはあくまで養生の話で、
生物としての理想的な過ごし方を説いているわけで
「わしも遅起きしたいわ」
とブツクサ思いながらこの記事を書いてました(笑)
社会的には、早起きしないといけない人もいれば、
ジッとせずに行動し続けないといけないこともあるでしょうが
冬の理想的な過ごし方として
頭の片隅に置いて頂ければと思います。


参考文献:
『現代語訳◎黄帝内経素問』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

奈良の鹿さん
奈良の鹿さん

為沢

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