こんにちは、為沢です。
今回は鍼灸重宝記の続きを紹介します。


癘風・癩風・大麻風 皆かつたい也

癘風は、天地殺物の風也。
陽明の一經に外ならず。
初て起るものは、白屑しろくず雲頭うんとう紫黒しこく疙瘩こつとう
膿を流し、あるひは燥てうまず。

麻木不仁はなはだしきものは、
毛落、眼ただれ、眉脱し、
遍身癩疹いで、鼻くづれ、肉陥いり、聲る、

痒きは、虫あり、
耳鳴り、膝はれ、足の底穿つ。

承漿に灸七壮すれば瘡軽くなる。
再灸すれば愈る、三たび灸すべし。

又大拇指、すじ骨縫の間、
約すること半寸、灸三炷、香して毒気を出す。

又三稜針にて委中を刺て血を出すこと二三合、
紫黒、疙瘩の處も、亦悪血を去るべし。

一日を隔て一刺すべし、三次刺して血の色変ず。
此の如くすること、二十餘日して已ゆべし。


参考文献:
『鍼灸重宝記』医道の日本社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

ソメイヨシノ
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為沢

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