こんにちは、大原です。
先日、当院の受付スタッフの方から電話があり、
「体調が良くなく、
いつも診てもらっている先生が今日は休診ですので、
代わりに診てもらえませんか」
とのことでした。
急遽、その方の担当の施術家に確認を取り、
自分が代診することになりました。

<施療>
症状としては、喉が痛み、風邪の引き始めとのことで、
風邪のために首の後ろあたりが痛むとのことでした。
四診をし、とある経穴に一箇所鍼をすると、
状態がマシになりました。
これで風邪は取れたかと思いました。

その方も「マシになりましたよ」と言って下さったのですが、
翌日、その後の状態を確認すると、
仕事の疲労もあってか
また風邪の症状が少し出てきていました。
昨日の施療では、風邪が完全には抜けていないようでした。

再度考察し直し、
昨日とは違った経穴に刺鍼しました。
その施療の直後は、あまり変化はみられませんでしたが、
翌日は問題なく仕事もでき、無事に回復したそうです。

教科書的には
はじめの施療だけで寛解するかと思ってましたが、
現実にはそのようにいかず、
その人のもともとの体質などを鑑みての施療が大事だと
改めて思いました。

2回の施療を要してしまいましたが、
とりあえず調子を取り戻せて良かったです。

参考文献
『腹證奇覧』 医道の日本社

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