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「黄帝曰、
余聞五疫之至、皆相染易、無問大小、病状相似。
不施救療、如何可得不相移易者。
岐伯曰、不相染者、正気存内、邪不可干。
避其毒気、天牝従来、復得其住。
気出於脳、即不邪干。
気出於脳、即室先想心如日、欲将入於疫室、
先想青気自肝而出、左行於東、化作林木。



続く」

『黄帝内経 素問』遺篇 刺法論篇より


下野です。
今回は、
東洋医学のバイブル『黄帝内経』より、
伝染病の時に、
病が伝染しないようにするにはどうしたらよいか?
といった内容になります。

では早速冒頭文を現代語訳致します。
「黄帝が以下の様に問うた。
私は五疫(伝染病)が発生すると、
人々に感染して、大人子供共に同じ病状だと聞いているが、
もしこれまでに聞いた
刺法(この刺法論篇でのこれまでのやり取り)による
予防治療が使えない時は、
他にどうやって人々が伝染しないようにすることが出来るのか。

岐伯は以下の様に答えた。
伝染しない者は、
正気が内に充実しているので、外邪が侵侵できないのである。
また疫毒を避ける方法の別法として、
疫毒を鼻孔から入れ、鼻孔より出せれば良く、
その為には正気を脳から出せば、
外邪の侵犯は受けなくて済みます。
所謂、正気を脳から出すとは、
病家に入る前に、
心を鼓舞して恐れの念を払い、
太陽の光のように陽気に充ち溢れた自分を想像する。
そして病室に入る前に、
肝より一種の青い気がでて東に向かい左行し、
林の木々のように盛んであるのを想像し、
肝気を盛んにします。



続く」

伝染病の患者を前に、
治療家自身が病気にならないようには?
といった内容ですね。

やはり治療家と言えど
一人の人間ではありますので、
やはり病に対する不安があるのは想像出来ますが、
それがあると自らも病に陥ってしまうという
ことですね。

ここから数回に分けて続きを記していきます。


<参考文献>
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』東洋学術出版社
『黄帝内経』 中医古籍出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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