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どうも、新川です。

燃えるような紅葉 千里中央あたりにて
燃えるような紅葉 千里中央あたりにて

この画像撮って気付きましたが、
紅葉は遠目から風景画のように見るのがいいですね。

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さて、
ここからが本題です。
今回は「料敵」篇の続きです。


【料敵】

武候がたずねた。
「敵の外観を見て内情を判断し、
敵の進み方を見てどう止まるかを推測し、
それによって勝てるかどうかを事前に判断したいと思うが、
こうしたことがわかるものだろうか?」

起対曰、
敵人之来、蕩蕩無慮、旌旗煩乱、人馬数顧、一可撃十。
必使無措。諸侯未会、君臣未和、溝塁未成、禁令未施、三軍洶洶、欲前不能、
欲去不敢、以半撃倍、百戦不殆。

起、対えて曰く、
敵人の来ること蕩蕩として慮なく、旌旗煩乱し、人馬しばしば顧みば、一、十を撃つべし。
必ず措くことなからしめん。諸侯いまだ会せず、君臣いまだ和せず、溝塁いまだ成らず、
禁令いまだ施ず、三軍洶洶として、前まんと欲するも能わず、
去らんと欲するもあえてせざるは、半をもって倍を撃ち、百戦すれども殆うからず。

→呉起はこたえた。
「敵の来襲するようすに、おちつきがなく、旗じるしが乱れ、
人馬がおどおどしているようならば、
それは確固たる方針のない証拠です。
一の力で、十の敵を撃つことができます。
敵は、手も足も出ないでしょう。

また、
どの国とも連合することができず、
君臣は離問し、陣地は完成せず、法令はゆきわたらない、
このような敵の軍勢はおそれおののき、進むも退くも思うにまかせない状態になります。
こんな場合は、敵の半分の兵力で十分です。
何回戦っても負ける心配はありません。」

戦いは相手があってのこと。
相手の戦力を見抜く目を持つことが
戦場では必要となる。

続く


参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫

参考サイト:
『呉子副詮』 国文学研究資料館HPより

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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