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こんにちは、為沢です。
今回は、陶弘景とうこうけいについてご紹介致します。

陶弘景、あざなは通明。
丹陽秣陵まつりょう(江蘇省鎮江市付近)の人。
生まれは456年で、没年は536年。
陶弘景は幼い時から勉強好きで、
葛洪の『神仙論』を読破し感銘を受けておりました。

斉の高帝・蕭道成しょどうせいより宰相に任じられたとき
侍講じこう(為政者に学問を教える学者)になるが、
まもなく辞職し、句容県の句曲山(茅山)に隠居してしまう。
(この時、陶弘景36歳だったそう…若い!)

その後、梁の武帝が即位した時、
陶弘景に仕官するよう度々招いていたが、陶弘景はこれに応じませんでした。
それでも武帝は陶弘景を頼りにし、
国家の大事は必ず陶弘景に相談を持ちかけており、
陶弘景は人々から「山中の宰相」と呼ばれていました。

彼は趣味が多く、琴を弾じ、
囲碁を指し、書道や奇異なるものに魅せられ、
特に天体に興味をもち、天体観測器を自ら制作したりもしてました。

隠居前は主に政治・歴史・倫理・道徳・地理・天文暦算の各分野に関する書物で
『学苑』『帝王年歴』『古今州郡記』などがある。

隠居後は、医薬・養生方面の著述が多い。
本草経集注』『補闕肘後百一方』『名医別録』『效験方』
『服食草木雑薬方』『断穀秘方』『服気導引』『養性延命録
『太清草木集要』
※現存するのは赤字の三書のみ


参考文献:
『東洋医学 基礎編』
『いちばんわかる!東洋医学のきほん帳』学研
『東洋医学概論』医道の日本社
『現代語訳◉黄帝内経素問』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』東洋学術出版社

為沢

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