下積み修行中の王さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不愉快なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、王です。

今回は痰飲病機について書いていきます。

痰と飲とは、いずれも津液に関する病変であり、
津液が濃密になり、粘ることによって形成される
病変を痰といいます。
津液が拡散されず、蓄積停滞することによって
形成される病変を飲といいます。
一般に稠濁なものを痰、清希なものを飲と呼びます。
病理上、同時に現れることが多く、
相互に影響し合うので、常に痰飲と併称されます。
両者は疾病による病理産物であると同時に、
病変を引き起こす原因にもなり,
痰飲病機とは、痰飲の形成、発病のメカニズム・
伝変法則の理論を明らかにするものです。

痰の病機と飲の病機とでは、共通している部分もあるが、
異なる部分もあります。
飲が作られるのは、水湿に異常が生じて脾を障害し、
それが腎にまで波及するためです。
飲の性質は清澄であり、大部分は胃腸に集まります。
そして、それが上昇して肺を犯したり、脇肋や皮膚に
溢れ出すこともあります。
一方、痰が形成されるのは、
人体各部の津液に病変が発生するからであり、
また、五臓が損傷されるからでもあります。
痰は濁り、気に促されて昇降し、あらゆる部位に入り込み、
変幻自在に離合集散し、全身の内外を動きまわります。
その症状は多岐にわたります。
ただし、痰の病機も飲の病機も水液の変化にはかわりがないので、
どちらも脾・肺・腎の気化機能が失調することによって発生します。


<参考文敵>

『中医弁証学』
『中医基本用語辞典』  東洋学術出版社

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