どうも、下野です。
やりました、なでしこジャパン!!

サッカー=なでしこ世界の頂点に、澤がMVPと得点王
サッカー=なでしこ世界の頂点に、澤がMVPと得点王

掲載:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000410-reu-spo.view-000
気になって朝早くから視ておりましたが、
選手の表情をみていると、全然負ける気がしませんでしたね。
“奇跡”なんて書き方をしている記事もありましたが、
フィテッセの安田選手がブログに書いているように
「優勝するべくして優勝した」と私も思います。
優勝おめでとうございます!!

では、『難経』十二難の記事に参りましょう。


十二難曰、
経言、五蔵脈已絶於内、用針者反実其外。
五蔵脈已絶於外、用針者反実其内。
内外之絶、何以別之。

然。
五蔵脈、已絶於内者、腎肝気、已絶於内也。而医反補其心肺。
五蔵脈已絶於外者、其心肺脈已絶於外也。而医反補其腎肝。
陽絶補陰、陰絶補陽、是謂実実虚虚、損不足益有余。
如此死者、医殺之耳。


医学経典に
「五臓の脈が既に内で虚損している時に、
医師が針を用いて、反ってその外を補ってしまったり、
五臓の脈が外で虚損している時に、
医師が針を用いて、反ってその内を補ってしまう。」
とあるが、この内外の虚損とはどうやって区別したらよいか。

答え。
五臓の脈が内に絶するとは、
肝腎の脈が内に絶したことを指しているのだが、医者は心肺を補ってしまう。
五臓の脈が外に絶するとは、
心肺の脈が外に絶したことを指しているのだが、医者は肝腎を補ってしまう。
陽の虚損に陰を補い、陰の虚損に陽を補うのは
いわゆる補を以って実を治し、瀉を以って虚を治すもので,
不足のものを更に損じ、有余のものを更に盛んにしてしまう。
このようにして死んでしまったら、これは医師の誤診が招いたものである。


<解説>
人の五臓のうち、
内は肝・腎で陰外は心・肺で陽である。
当難では、
陰陽のどちらかが絶した状態を述べ、
その際の治療において補瀉の誤りを引き起こしてしまう
ことを述べている。

張景岳は
脈口が浮・虚で、按ずるとなくなるのは、内が絶えて至らないことを示す。つまり陰気の虚である。
脈口が沈・微で、軽く取るとなくなるものは、外が絶えたもの。つまり陽気の虚である

と述べている。
これは脈象から五臓の気の虚を診断する方法であり、
虚実が判断されれば、虚には補い、実には瀉すのが一般的治療原則である。
しかし、これに反した治療を行うと誤治となり、
如此死者、医殺之耳。」という結果を招いてしまう。


<参考文献>
『難経解説』 東洋学術出版社
『難経鉄鑑』 たにぐち書店

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