【週2日程度の研修生募集中】
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こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論しょうかんろん』の解説です。

今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百四十八章。
厥陰病で陰寒がある場合は難治であることについて詳しく述べております。



發熱而厥、七日下利者、爲難治
厥陰病は正邪の抗争により厥冷と発熱が勝復(寒熱の交代)する。
発熱後、四肢厥冷するのは
陰寒が勝って陽気が減退するからである。
7日目の陰尽出陽の時期でも厥冷があ治らず、
反って下痢をみるのは、正気が衰えて邪気が
甚だしくなるからであり、
陽気の助けを得ても回復しないのである。
故に「為難治」と言い、予後も良くない。

提要:
厥陰病で陰寒がある場合は難治であること。

『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
発熱と四肢厥冷があり、第七日目にはその上に下痢がおこるなら、
これは陰進陽退の状態なので、病は難治である。


参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』   東洋学術出版社

『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房

『増補 傷寒論真髄』  績文堂

『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社

生薬イメージ画像:為沢 画

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

為沢

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