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「迎随の補瀉」と『霊枢』の内容

根拠となっている原文を読んでみましょう。

迎随の補瀉と経絡

<近日開催予定のイベント情報> →イベント情報ページはこちら こんにちは、大原です。 鍼灸の専門学校で、 鍼法における補瀉の考え方として、 経絡の流れの進行方向に随って鍼を刺入するものを補法、 その反対に、 経絡の流れの進行方向に迎えて刺入するものを瀉法、 と教わりました。 このおかげで、教科書にある経絡の走行を 覚えることができたように思います。 ですが、時代によって経絡の走行は変わっているようです。 さらにいうと、 経絡に対する考え方も様々なようです。 『ツボがある本当の意味』(BABジャパン)という本の中では 「経絡よりも経穴が先にあったのでは?」という仮説のもと、 経絡は、経穴を分類・整理するために描かれたものではないかという 考察がなされています。 すると、経絡に気血が流れるとした前提で考えられていた、 いわゆる「迎隋の補瀉」の鍼法の意味が よく分からなくなってきますね。 そもそも迎隋の補瀉における古典の引用元は 『黄帝内経 霊枢』の九鍼十二原(第1)になります。 少しみてみましょう。 「往者爲逆、來者爲順。 明知逆順、 正行無問。 迎而奪之、惡得無虚、 追而濟之。惡得無實。 迎之隨之、以意和之、鍼道畢矣。」 さて、この原文から、いわゆる「迎隋の補瀉」が 解釈されたようですが、 これは実際にはどのような意味なのでしょうか? 次回に続きます。 参考文献 『鍼灸医学大系 黄帝内経霊枢』 雄渾社 『ツボがある本当の意味』 BABジャパン

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