下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


ケツァール
ケツァール

小堀です。
明けましたね、おめでとうございます。
写真は以前コスタリカに行ってた方にみせてもらった、ケツァールです。
あの火の鳥のモデルでもあり、みた人は幸福になるという、幻の鳥だそうです。
みなさま健康で、幸多き一年でありますように。


今日は、足の陽明胃経の五行穴について書いていきます。

①厲兌(井金穴)
【由来】:「厲」は錬磨することを指し、また登る、河を渉るという意味もある。
「兌」は先端を指す。本穴は足の指の先端にあるため、厲兌と名付けられた。
【部位】:足の第2指、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分。
爪甲外側縁の垂線と爪甲基底部の水平線の交点。
【取穴法】:仰臥、または座位で取る。
第2指爪甲部の外縁と基底部にそれぞれ線を引き、その交点に取る。

臨床応用:
⑴頭痛 ・胃火熾盛となり、胃熱が上攻しておこる頭痛
⑵歯痛 ・胃火熾盛、循経上攻による胃火歯痛 ・腎陰不足に胃火上攻をともなう歯痛
⑶便秘 ・胃腸積熱により津液を損傷し、燥熱が内結しておこる熱秘

②内庭(滎水穴)
【由来】:「内」は納めるの意で、「庭」はお堂の前の空き地を指す。
本穴は指のしわのところにあり、指のしわは門のようであり、
その場所は平坦でちょうど空き地のようになっているため、内庭と名付けられた。
【部位】:足背、第2・第3足指間、みずかきの後縁、赤白肉際。
【取穴法】:仰臥、または座位でとる。第2・第3指間の横紋の頭にとる。

臨床応用:
⑴頭痛 ・胃火熾盛となり、胃熱が上攻しておこる頭痛
⑵歯痛 ・胃火熾盛、循経上攻による胃火歯痛 ・腎陰不足に胃火上攻をともなう歯痛
⑶便秘 ・胃腸積熱により津液を損傷し、燥熱が内結しておこる熱秘

③陥谷(兪木穴)
【由来】:本穴の部位に谷のような陥凹があることから、陥谷と名付けられた。
【部位】:足背、第2・第3中足骨間、第2中足指節関節の近位陥凹部。
【取穴法】:仰臥、または座位でとる。 第2・第3中足骨結合部前方の陥凹中に取る。

④解渓(経火穴)
【由来】:骨・関節のつながるところを「骱」といい、これは「解」に通じる。
筋腱の陥凹部は「谿」に似ている。このため解渓と名付けられた。
【部位】:足関節前面、足関節前面中央の陥凹部、長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間。
【取穴法】:仰臥、または座位で、第2指の直上で足関節前面の横紋、 2筋(長母指伸筋腱と長指伸筋腱)の間に取る。

臨床応用:
⑴咽頭炎 ・急性咽頭炎 ・慢性咽頭炎
⑵三叉神経痛 ・陽明熱盛 ・肝胃の火の上攻 ・胃火熾盛に風動を伴う場合
⑶急性扁桃炎

⑤足三里(合土穴)

【由来】:「里」は巴、居および集会通達の意味を指す。
「三」は膝下3寸を指し、手の三里と区別するために「足」をつけている。
【部位】:下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上、犢鼻の下方3寸。
【取穴法】:膝を直角に曲げさせ、犢鼻の下方3寸。脛骨前縁より距離1横指。

臨床応用:
⑴泄瀉 ・脾胃虚弱による泄瀉 ・肝木乗脾による泄瀉 ・飲食損傷による泄瀉
⑵胃痛 ・肝気犯胃による胃痛 ・脾胃虚寒による胃痛
⑶不眠 ・食滞胃腑 ・宿食痰火 ・外感風熱による慢性鼻炎 ・熱盛型の急性結膜炎


参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸学(経穴編)』東洋学術出版社
『経穴解説』メディカルユーコン

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

 

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