下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。

気血両虚体質

気虚両虚から全身の臓腑器官の機能が低下し
内外の環境の変化に対する適応力が低下した状態である。
その原因は、後天要因が多く、例えば栄養不良、食生活の乱れ
暴飲暴食、生ものや冷たいものの食べ過ぎなどから脾胃を損傷したために起きる。
脾胃は後天の本で有り気血の源なので、情志や労働などの要因から脾胃と損傷すれば
心血をも消耗し、それが長引けば気血両虚体質となる。
この他に大病や長患いで気血を消耗したもので
その後の養生が適切でなければ、この体質になる。
また気血は同源であるので、気が損傷されれば必ず血も損傷され
血が少なければ気もまた少なくなり、気血両虚になる。
さらに精と血も同源であり、房労によって精を損傷すれば
精が気を化生することができず、気が虚せば血も弱まり
こが続けば気血両虚の体質になる。
女性では月経不調や崩漏、失血過多から、気血両虚の体質になる。
気血両虚体質では、気候の変化に対する適応力や疾病に対する抵抗力が低下する。
女性では月経不調や崩漏、失血過多から、気血両虚の体質になる。
そのため、寒さにも暑さにも弱く
衛外の守りがおろそかなために虚汗が出るので
油断すると年中風邪を引いた状態になり、暑いときには体がだるく少気する。
臨床上では、顔色が青白い・息切れ・懶言・力が入らない・眩暈・動悸・健忘
ちょっと動いても汗が出る・気虚で肛門に下垂感がある・手の痺れ
経血色がうすくて少ない・子宮下垂感・舌淡・脈細弱無力、などの症状が現れる。
また回復が遅く、虚脱に至りやすいので、扶正して外邪を防ぐとよい。

〜当帰牛尾巴湯(当帰と牛テールのスープ)〜 (『中医食療方』東洋医学出版社より)
【材料】
牛テール 500g
当帰 10g
丁字 2本
醤油 大さじ3
塩胡椒 少々
【作り方】
①当帰と丁字はガーゼで包み、牛テールは適当な大きさに切る。
②①を鍋に入れ、材料がかぶるくらいの水を加え、2〜3時間煮る。
③ガーゼ堤を取り除き、調味料で味付けをする。
【効能】
益気養血・補肝腎

〜阿膠棗(なつめも阿膠煮)〜(『中医食療方』東洋医学出版社より)
【材料】
乾燥なつめ 50g
阿膠 20g
黒砂糖 40g
【作り方】
①なつめは洗ってぬるま湯につけてもどす。
②鍋に水100ccと阿膠を入れ、煮溶かす。
③なつめと黒砂糖を加、杓子で混ぜながら弱火で煮て水分を蒸発させる。
【効能】
補気補血


参考文献:
『中医薬膳学』
『中医病因病理学』
『中医食療方』
東洋医学出版社
『薬膳素材辞典』
源草社
『薬膳の基礎知識』
環健出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
木村

2 コメント

  1. お世話になってます。
    そうですね。今回針治療で気血同源という事を教えていただいて自分の身体の歴史⁉を想い起こす機会となりました。
    今年に入り・・いつも程度の不調感で変わりなく過ごしているつもりでしたがノロウイルスには感染するわ・・酷い坐骨神経痛にはなるわで、その気血両虚になっていたんでしょうね。体力だけはあるつもりだったんですが「気をつけろよ」という忠告だったようです。焦らず心身共の健康を目指したいです。

    • もーちゃんさん

      コメント頂きありがとうございます。
      「気をつけろよ」という忠告。
      そうですね。体からの無言のメッセージのようなものです。
      食生活や睡眠など普段の生活習慣を見直すきっかけにも
      なりますね。
      御体御自愛下さい(>_<)

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