下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。

陽虚体質

これは主に元陽不足から発生し、生体全体の代謝が減退し
勢力が衰え、熱量が不足し、体内から寒が発生した状態である。
その原因は、先天不足でもともと元陽が欠損していたもの
冷たい物を偏食して脾胃を損傷したもの
苦寒剤を飲み続けて腎陽命火を損傷したものなどがある。
なかでも、青春期と成年期は房労による精が不足すれば気も不足し
気が不足すれば寒が発生する。
一連の臓腑虚寒、陰寒偏盛証候を呈する病理変化である。
患者は行動がのろくなり、寒さに対する適応能力が低下し
秋でもまるで冬のように寒がり、また寒邪を感受しやすい。
感受した邪は直ぐに裏に入って脾腎の陽気を損傷する。
臨床上では、顔色が白い・肥満・冷え性・自汗・顔色がさえない
溏便・脱毛・夜間頻繁に大量の排尿がある・熱い物を飲みたがる
脈沈遅無力・舌淡で膨満・舌に歯痕がつく、などの症状が現れる。
発病後は外寒症状がひどく、寒に従化して陽気を損傷しやすい。
臨床上で見られる陽気虚衰は、この体質類型に属する。
陽虚体質では元陽不足であることが多いので
治療ではさしあたって壮陽することが必要である。
そして陽不足では外寒を生じることが多いので
同時に去寒を考えなければならない。
また神と気とは陽に属するので共神益気の方剤を加えることも必要である。

陽虚体質の薬膳
韮菜炒蝦仁(えびとにらのにんにく炒め)
[材料]
むきえび 300g
にら 1束
にんにく 1片
醤油 大さじ1
サラダ油大さじ 1
胡椒 少々
[作り方]
①にんにくをみじん切りにする。
②にらは3cmくらいに切る
③フライパンを熱し、サラダ油でにんにくを炒める
④むきえびを加えて炒め、醤油と胡椒を加える
⑤えびに火が通ったら、にらを加えてさっと炒める。
[効能]
補腎温陽
[解説]
えび・にら・にんにくはともに陽を補い
体を温める作用があります。


参考文献:
『中医薬膳学』
『中医病因病理学』
『中医食療方』
東洋医学出版社
『薬膳素材辞典』
源草社
『薬膳の基礎知識』
環健出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
木村

2 コメント

  1. こんにちは。

    このところ、手足の冷えがひどくて就寝時は、
    湯たんぽが手放せません。
    つい、見た目のかわいさにひかれて、
    年甲斐もなくハート型の湯たんぽを購入したのですが、使い勝手がちょっと・・・、です。(>_<)

    抱き枕型の湯たんぽがあったらいいのにな~と、
    思ってしまいます。

    「海老とニラの薬膳レシピ」 作ってみますね。
    身体がほわ~っと、あったまりそうですね☆

    • かんころもちさん

      いつもコメント頂きありがとうございます。
      最近では寒さがより厳しくなったせいか、朝布団から出るのもいつもより時間がかかってしまいます。
      暖房器具である湯たんぽも、今では陶器や金属製だけでなく
      プラスチック製やゴム製、電子レンジで加熱するものなど様々ですので
      かんころもちさんが仰った抱き枕型の湯たんぽもいつかは実現するのではと思ってしまいます(#^.^#)笑☆
      又、カバーもカエルやくまさんだったりと
      湯たんぽのイメージが随分変わったなぁと感じます。
      低温火傷には十分御注意下さいね。

      ありがとうございます。
      炒め以外にも、卵を加えてスープにしたり
      海老餃子にしても美味しいですよ☆

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