下積み修行中の本多くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


小便頻数とは日中の小便の回数が増えることで、一般的に言われる頻尿のことです。
夜間で回数が増える場合はまた別の原因が考えられますので、
次回書いていきたいと思います。

まず、尿が排泄されるまでの過程について書きます。
尿は水穀の一部から生成されます。
口から送られた水穀は胃で受け取られ精と濁とに分けられ、
精は脾へ、濁は小腸・大腸へ送られた後、
濁から再吸収出来る精は脾へ受け渡します。
脾へ運ばれた精は肺へ送られ、全身へ散布された後、
腎へと下降し、再び精と濁とに分けられ、
再吸収できる精は肺へ、一部の濁は尿として膀胱に蓄積され排尿されます。

上記の様に、尿の生成には、膀胱が深く関与するのですが、
これらが異常をきたすことで小便頻数の症状となってしまいます。
下に数例ですが、小便頻数となる原因を書いていきます。

小便頻数は虚実に分けられるので、
まず、虚が原因となるものから挙げていきます。

腎陰虚
極度の疲れや慢性病などから腎陰が虚すことで腎陽が相対的に過剰となり、
虚熱が発生して、表裏である膀胱に影響を与えることで、本証が表れます。
膀胱の気化作用が過剰に働いてしまうことで
尿の蓄積困難となってしまいます。
症状は、尿が黄色く濃い・めまい・耳鳴り・盗汗・身体の熱感などが表れます。

肺脾気虚
慢性的な咳嗽や食生活の不摂生などから脾肺の気が消耗して、
腎・膀胱まで陽気を到達させることが出来ないため本証を生じます。
陽気が虚すことで気化作用が正常に機能しなくなり、
尿の蓄積困難となってしまいます。
症状は、咳嗽・涎や唾が多い・食欲不振・泥状便などが挙げられます。

腎気不固
先天的に陽虚体質の人や長患いの人に多く、陽気不足となることから
腎の封蔵の作用が失調して表裏の膀胱に影響を及ぼし本証を発症します。
膀胱が水分の制約を出来ないため、頻繁に尿意を催すことになります。
腎気の虚しやすい高齢者や、陽気がまだ充足されていない小児に多く、
症状として、頭がふらつく・耳鳴り・腰や膝が怠く無力・四肢の冷えなどがみられます。

次に実の小便頻数についてです。
膀胱湿熱
湿邪の長期停滞などから湿が熱化して下焦に滞ることで、
膀胱の気化作用が失調することで発生します。
湿熱による小便頻数の尿の特徴として、
排泄時の灼熱感・排尿痛・下腹部の違和感や不快感などが挙げられます。

肝気鬱結
思慮の過度による情志の失調などから肝気が鬱結し、
気の滞りが膀胱に影響して本症が発症します。
症状としては、残尿感・めまい・頭痛・イライラや、
胸脇部や下腹部の張り・口が苦いなどの肝胆の気滞による所見がみられるのが
特徴となります。

問診時には、尿の色や量と、排尿時の違和感(排尿痛・残尿感など)を伺い、
虚実の判別を行う必要があります。
虚であれば尿の色は薄くなるか或いは変化がみられない・量は多くなる傾向があり、
実であれば尿の色は濃黄になりやすい・量は少なくなる傾向にあります。


参考文献:
『症状による中医診断と治療』 燎原
『わかりやすい臨床中医臓腑学』 医歯薬出版株式会社
本多

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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