<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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前回、奇を以て常と為す。。。
という記事を書きました。
その中で六腑であり、
奇恒の腑である胆について少しふれました。
胆とは何なのか?
先人はどう考えていたのかを順にみていきます。

では先ず『素問』よりみていきます。

◎金匱眞言論篇
「肝心脾肺腎五藏、皆爲陰。膽(胆)胃大腸小腸膀胱三焦六府、皆爲陽。」
ここでは人体、臓腑を陰陽に分けた時の話ですね。
肝心脾肺腎の五臓は陰、
膽(胆)を含んだ胃大腸小腸膀胱三焦の六腑は陽に属すとしています。

◎霊蘭秘典論篇
「膽(胆)者、中正之官、決断出焉。」
臓腑の各機能について書いている本篇では、
胆は中正の官であり、正確な判断・決断を下すと考えています。

◎六節蔵象論篇
「凡十一蔵。取決於膽(胆)也。」
ここでは蔵象について論じており、
よく胆気が上昇することで、十一臓腑の気も上昇すると
解釈される一文です。
肝気ではなく胆気。。。
でもあまり、論じられていない気がします。

◎五蔵別論篇
「脳髓骨脈膽(胆)女子胞。・・・名曰奇恒之府。」
ここで胆は奇恒の腑に属すという話が出てきますね。

◎宣明五気篇
「五気所病。・・・・。膽爲怒。是謂五病。」
五病について論じており、
胆を病むと怒りやすくなると書いています。
霊蘭秘典論篇の「決斷出焉」が乱れるということでしょうか。

とこれはまだ一部です。
まだまだ出てきますので、これから紹介していきます。
また古典と現代中医学の違いも
みていけると思います。

下野

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