<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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こんにちは、為沢です。
今回は鍼灸重宝記の続きを紹介します。


驚癇 てんかん・くつち

大人は癲と云。小児は癇といふ。
その証、目眩き、搐搦ちくじゃくし、涎沫を吐き、たちまち地に仆れて人をしらず。
風癇は手足をなげ、口喎くちゆがむ。
驚癇は頭目を癈し、口目を吊し、あるひは昏く、あるひは邪視す。
食癇は肢びくめき、角弓反張、大声し、食を吐す。
飲癇は手足搐動し、食飽くことなく、
あるひは数日食せず、寝中に発る。
飽くときにもおこる。
痰癇は狂のごとく、耳きこへず、目みへず、
夢のごとく、酔たるごとくなり。
又曰く、犬癇は反折、上竄、犬叫をなすは肝也。
牛癇は目直視、腹満、牛叫するは脾也。
雞癇は驚跳反折、手縦、雞叫するは肺なり。
猪癇は尸のごとく、沫を吐き、猪叫するは腎なり。
羊癇は目瞪み、舌を吐き、羊叫をなすは心なり。

驚癇は頂上旋毛の中三壮。
耳の後、青絡三壮。
風癇は百会・崑崙・絲竹空。
癲癇、驚、目まひ、角弓反張に神庭(七壮)。
驚癇まづ驚き、怖れ、啼叫て、おこるは、
後頂・百会(三壮)、耳後の青絲の脉。
同く舌を吐き、沫を出すには少衝(三壮)。
風癇、中風、角弓反張、多く哭、
語言択はず、発るに時節なし、
盛なるときんば涎沫を吐には百会(七壮)。
同く指を屈、物を数るごとくなるは、鼻上髪際(三壮)。
五癇は水溝・百会・神門・金門・崑崙。
猪癇・羊癇は、巨闕(三壮)灸して全功あり。
羊癇には九推の下、節の間(三壮)。又法、大椎の上(三壮)。
馬癇は僕参(三壮)・風府・臍中(各三壮)。
犬癇には両手の心、足太陽の助戸(各一壮)。
雞癇は足の諸陽經の穴、三臨。
食癇は鳩尾の上五分、灸(三壮)すべし。
猪癇は尸厥のごとく、沫を吐は巨闕(二壮)。
牛癇は鳩尾(三壮)・大椎(三壮)。
中悪、狐魅、てんかん、きやうふうは鬼哭に灸。


シロツメクサの花冠
シロツメクサの花冠

シロツメクサで花冠を編んでみました。

参考文献:
『鍼灸重宝記』医道の日本社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

為沢

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