<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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こんにちは、下野です。
以前、臓腑篇と解剖篇を記しましたが、
ではその臨床現場について記していきます。

江戸時代に
洋学(当時は蘭学)が渡ってきた際、
勿論 最先端の欧州式医学が入ってきました。
有名なものは
歴史の教科書に出てくる杉田玄白・前野良沢の『解体新書』ですが、
まだまだ当時の日本国内の医療としては、
いきなり中国医学式(鍼灸・漢方)から
西洋式のものに切り変わった訳ではありません。

その証拠にと言いますか、
当時は漢蘭(中医・蘭医学)折衷での治療が多く、
世界で初めて全身麻酔での手術を成功させた
華岡青洲も
西洋薬だけでの治療ではなく、
その基本処方は『傷寒論』であったとされており、
初の大腿切断手術に成功した本間棗軒も
漢方と蘭方を修学していました。

ただ江戸期も後半になるにつれ
蘭方、西洋医学中心へ舵が切られ、
明治政府によって
医業は西洋医学を修めると制度化されることとなり、
中国医学は衰退していきました。

アイキャッチ画像は
『(銅版全図)重訂解体新書』京都大学附属図書館所蔵です。
ありがとうございますm(_ _)m

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