下積み修行中の本多くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


今回は緊脈と緩脈についてです。

緊脈

緊脈とは、
脈力が有力で、
指の下に弾ける様な緊張感のある脈となり、
まるで、縛ったロープに触れる様な
脈と表現されます。
緊とは緊張して、収斂している事を示していて
寒くなると身体が緊張するのと同様に
脈も緊張すると考えられています。
主病は寒邪による侵襲
臓腑経絡に滞って痛みを生じることが
多くなります。
他に、激痛みや宿食により緊脈となります。
緊張している脈から、
弦脈と混同されることが多いのですが、
緊脈の方がより緊張しており、重くとっても
左右に動きにくい脈となります。

緩脈

緩脈とは、
一息4至で脈来がゆったりと安定しており、
不浮不沈で特に症状がなく
落ち着いた脈であれば健康人の脈とみます。
病脈であれば、ゆったりとした中にも
緩んで締まりのない状態となります。
主病は湿病で、気機を阻害して
脾胃の運化を傷害するために起こります。
運化の停滞から、
脾胃が虚弱になり緩脈となることもあります。
どの脈象であっても、
疾病の経過において
緩和の趣があれば神気を含む脈と判断でき、
正気の回復がみられます。
遅脈と類似されるが、
遅脈は一息3至なので、緩脈のがやや速い脈となります。
※クリックして頂ければ以前書いた遅脈のページに切り替わります。


参考文献:
『中医脉学と瀕湖脉学』  たにぐち書店
『東洋医学講座 第九巻 診断編』  自然社
『中医臨床のための舌診と脈診』  神戸中医学研究会
本多

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみてあげて下さい。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here