こんにちは、為沢です。

では、今回も『格致餘論』の続きを紹介して参ります。


格致餘論:陽有餘陰不足論 其之五


今日多有春末夏初、患頭痛腳軟、食少體熱、
仲景謂春夏劇秋冬瘥、而脈弦大者、正世俗所謂注夏病。
若犯此四者之虛、似難免此。
夫當壯年便有老態,仰事俯育一切隳壞。
興言至此、深可驚懼。古人謂不見所欲、使心不亂。
夫以溫柔之盛於體、聲音之盛於耳、顏色之盛於目、
馨香之盛於鼻、誰是鐵漢、心不為之動也?
善攝生者、於此五個月出居於外。
苟值一月之虛、亦宜暫遠惟幕、各自珍重、
保全天和、期無負敬身之教、幸甚。

『格致餘論注釈』訳を使用:
今の人は、春の終わりから夏の初めにかけて
頭痛がし足に力が入らず、食欲が減り体に熱がもつことが多い。
これは張仲景が
「春と夏に症状が悪化し、秋と冬によくなり、脈が弦で大」というもので、
俗に「注夏病」といわれているものである。
もしこの四つの虚を侵せば、この病気を免れることは難しいようだ。
そうなると壮年であるのに早くも老人のような状態となり、
上は父母に仕え下は妻子を養うことも、一切がだめになってしまう。
ここまで説き起こせば、驚き恐れることであろう。
古人は「欲しがるものを見せなければ、心は乱れなくなる」という。
暖かく柔らかいものが体を満たし、よき音声が耳を満たし、
美しいものが目を満たし、よき香りが鼻を満たせば、
一体だれが鉄漢(不屈の人物)の如く、
心が動かされないというようなことができようか。
摂生に秀でたものは、この五ヶ月間(4月・5月・6月・10月・11月)
に他所に外出した場合、もし一ヶ月の虚に遭えば、
しばらく閨房を遠ざけ、各自が体を大事にし、
天和(人体の元気)を維持すべきであり、
これによって身を慎むという教えに
そむくようなことがなければ幸甚である。


参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

水族館にて
水族館にて

水の流れが面白かったので、魚撮らんと水槽ばっか撮ってました(笑)

為沢

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