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「瓜は風涼日及秋月清涼の日
不可食、極暑の時食ふべし。」

貝原 益軒『養生訓』より

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下野です。
では冒頭文を現代語訳してみましょう。
「瓜は、
風のある涼しい日や、秋の涼しい日には食べてはいけない。
ひどく暑い日に限る。」
といった、非常にシンプルな文章です。

瓜には多数種類がありますが、
多くに共通しているものが
体を冷やす”寒”の性質があります。
その為、
風のある日や秋の涼しい日に食すと
体の中が一時的に冷えの傾向となっているので、
体調を崩しやすくなるということから
このような事を記したと思います。

ただ現代の場合は、
やはり真夏でもエアコンが入っていますので、
冷えた涼しい場所にばかりいて、
瓜類を食べ続ける事は禁物です。

5月からはメロンが、
その後は西瓜が旬物になってきますが、
上記環境での食べ過ぎは要注意です。

朝焼け
朝焼け

<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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