こんにちは盧です。
年が明けて年賀状が届きました。

LINEで挨拶もできますが
あえて送るのも乙だなあと
年賀状を頂いてから思いました。
貰ったときにハガキという物に触れる実感が
相手の直筆の字を見れる喜びがあります。


目中赤痛、從内眥始、取之陰蹻、
風痙、身反折、先取足太陽、及膕中、及血絡出血、中有寒、取三里、
癃、取之陰蹻、及三毛上、及血絡出血、

目中赤く痛むこと、内眥より始まるはこれを陰蹻に取る。
風痙、身反折するは、先ず足太陽を取りおよび膕中を取り、
および血絡に血を出す。
癃は、陰蹻および三毛の上取り、および血絡から血を出す


陰蹻脈については
『霊枢・脈度篇』
「岐伯答曰、蹻脈者、少陰之別、
・・・蹻気并相還則為濡目」
とあり、
陰蹻脈は気血を目に運び
目を栄養させる働きがあると考えられる。

また『霊枢・寒熱病』には
「人脳乃別陰蹻陽蹻、陰陽相交、陽入陰、陰入陽、
交於目鋭眥、・・・陰気盛則瞑目(つぶりめ)。」
ともあり、
陰陽両蹻脈は互いに出たり入ったりして
調整し合っているが、陰陽のバランスを崩すと
目の疾患が起こると考えられる。

風痙
『類経』
「痙、強直也、身反折、反張向後也。」
とあり、
風邪が足太陽膀胱経にあるために
身が反ったように硬直することを言う。

また同じく『類経』
「若中気有寒、乃当取足陽明之三里、
温補胃気而風寒可除也」
とあり、
胃の陽気を補うことで
風寒の邪を瀉すができるとする。

(りゅう)は
『霊枢注証発微』
「膀胱不利為癃、謂小便不利也。」
とあるように
膀胱の気機が不調となるために
小便が出にくくなることを言う。

また李東垣は
「腎主閉蔵、肝主疏洩、則取之両経也」
といい、膀胱と表裏である腎、
その別絡である陰蹻(照海穴)と
肝経の三毛の上(大敦穴)を取るとする。


参考文献
『黄帝内経霊枢 上』東洋学術出版
『霊枢講義』学苑出版
『素問攷注』日本内経医学会・北里研究所東洋医学総合研究所医史学研究部 共編

 

これから読みます。楽しみです。
これから読みます。楽しみです。

 

 

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