非常に優秀なあの人が、
金策尽きてて山ごもりをしておられる。
しばらく消息不明で携帯も仕事場も出入り出来ない彼を
西宮の山奥でようやく見つけた。
彼のつらつとした生命からはあんなに素晴らしい言葉が生まれ、
あんなに素晴らしい智慧が発揮され、
あんなに素晴らしい物が生み出されると言うのに。
何故か金運だけはないらしい。
一方、大した仕事もしていない彼らが悠々自適に、
財産を持ちまるで王者のように振る舞っている。
彼らは世の中のルールに乗っかるのがお上手らしい。
得意げに社会を渡る。
天は二者にどうやらそれぞれの課題を与えられたように思える。
率直にどちらが幸せかとは言えない。
僕がどちらが好きかははっきりしているが。
山ごもりの彼が生きていて本当に良かった。
25歳ほど離れた変わった友だが僕には何より魅力的だ。
友は失いたくない。
生きてたって死んでたっていい。
どうあっても彼が彼のままであったことに合掌したい。
(ちなみに二階のブナの盆栽は彼の作品。
当院の患者はご存知のように、実に素晴らしい。)

1コメント

  1. ここのところ調子に乗りすぎました。冗談が過ぎたようです。不快に感じられたみなさまに、心よりお詫びいたします。ほんとうに申しわけありませんでした。
    ご批判は甘んじてお受けします。わたしとて、好きで悠々自適を決め込んでいるわけではなく、次の仕事へのステップとして、いまの大学で幅広く技術を学んでいます。お話ししたことはありませんでしたが…。
    山ごもりなさっている方が、これからもお元気でおられますように、心よりお祈りしています。

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