週に2回、
大阪府吹田市の江坂という駅のそばの
内科で難病外来を担当しています。
そこで内科の院長から紹介されて、診た患者。
マッサージや他で鍼灸をけっこうされていたようで、
施術するために症状を聞いているうちから、
「オレの凝りは取れないからなぁ。
正直、話で聞いて来たが、
治るとは思わない。」
とズバっと言われました。
前回の施術で、本日は二回目の施術、
一週間以上経過しましたが、
回旋が困難だった首が回るようになり、
ぶり返すこともなく、
「良くなった。横には確かに動くようになった。」
と、少し認めてくれた様子。
ただ、まだ首を前、後屈した際に抵抗があり
それを取らせていただきました。
今日の施術が終わり、
「こんな小さな鍼で、ちょこっと刺すだけで効くなんて
信じられん。オレはテレビで催眠術とかやっても絶対に信じないし、
先生がやっているのをテレビでやっていたら信じないだろうな。
不思議だ。」と、
ぶっきらぼうな感じはあるけれど認めてもらったみたいでした。
なんだかうれしかったです。
布教活動のような時もあるけれども
本当に鍼をやって良かったと思う瞬間があります。
というか、僕にはこれしかない(笑)
自分が院長として緑地公園の一鍼堂で毎日鍼をにぎっていますが、
そこに来院される方は多くが、
僕のやり方に興味をもっていらっしゃたり、
紹介での方がほとんど。
逆に、
何もない状況で、出張先などでがんばらせていただくと、
また違った、現場での苦労と感動がある。
いろいろなことに、鍛えられます。
今回は肩や首が回らないといったよくある症状だが、
難病や原因不明の病も同じように診て
丁寧に施術しないことには治らない。
病名で診るわけではなく、
1つずつ顔を診て、舌を診て、
脈を診て、腹を診て・・
簡単なものなどひとつもない。
肩こりひとつにも努力と感動があります。
これまでにもいろいろな苦労がありました。
しかし、思い返すと、
ただただ ありがたい。
鍼に感謝。
いつまでも我が心は挑戦者でありたいと強く思う。

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