【研修生募集】
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詳細は、一鍼堂大阪本院へ:☎06-4861-0070


こんにちは、盧(ル)です。
寒い日が続きます。

いままでは李白を読んできましたが
今日から王維(おうい)です。
豪快な李白と違い、詩仏とよばれた王維は
自然の美しさを歌う詩が多くあります。


 

山に入りて城中の故人に寄す 王維
中歳にしてすこぶる道を好み
晩に家す南山のほとり
興わきてつねに独り往き
勝事は空しくみずから知る
行きて水のきわまる処に到り
坐して雲の起こる時をみる
偶然 林叟(そうりん)にあい
談笑してかえるとき無し

中歳は30歳ごろのとしごろ。
そのころから私はなかなか仏教ずきであった。
そのため、晩年に入った私は南の山の隅っこに
別荘を営む事ととなった。
別荘へ行きたくなれば、ひとり行き
自然のけだかい美しさを「むなしく自ら知る」
自分だけが知る
そうして、川の流れに沿ってだんだんと
さかのぼってゆく。
とうとう源に達し、そこに座りこんでいると
谷のあいだから、雲がもくもくとわきあがる。
それをじっとながめている。
そこであった木こりのオヤジ、それと私は話し込む。
彼は私が役人であることをしらない。
私も私が役人であることを忘れている。
ゆかいな話はいつまでも尽きない。

入山寄城中故人 王維
中歳頗好道,晩家南山陲。
興來毎獨往,勝事空自知。
行到水窮處,坐看雲起時。
偶然値林叟,談笑無還期。

タイの仏閣にて
タイの仏閣にて

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