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こんにちは盧です。

先日、帰り道でふと空をみあげると
三日月のそばに光る星が・・・。

あとで調べてみると
どうやら金星が接近していたようです。
なんだか宇宙が身近に感じました。


それでは本日の李白の漢詩です。

 春の日に酔いより起きて志を言う
世におることは大いなる夢に若(に)たるに
なんすれぞその生を労(つか)らすや
ゆえに終日酔い
頽然(たいぜん)として前楹(ぜんえい)に臥す
覚め来たりて庭前をながむれば
一鳥 花間に鳴く
こころみに問う此は何の時ぞと
春風に流鶯(りゅうおう)の語る
これに感じて嘆息せんと欲し
酒に対してまたみずから傾く
浩歌(こうか)して明日を待たんとするに
曲尽きしときはすでに情を忘れたり

人生は大規模な夢である。
もしそうだとすれば富や名誉のために
生活を疲れさせるのは、おろかなことだ。

だから私は人生という大きな夢を
愉快に過ごすために酒を飲むのだ。

そうやって廊下のところでごろりと寝る。
一眠りして目が覚めると、庭を眺める。
すると、鳥が一羽、花の枝のなかで鳴いている。

ふと思う。
この美しい時間はいつなのだろうか。
そう尋ねてみたくなった。
すると庭先からの返答は
春風のなかをウグイスがとびわまわる。

人が春の美しさにみせられてつくため息
がもれそうになり、私は酒を飲んだ。
そうだ、そのうち月も出るはずだ。
大きな声で歌って月を待つことにしよう。

しかしさて、一曲終わるとさっきは何のつもりで
歌を歌ったか忘れてしまった。
自分で自分の気持ちも忘れてしまった。

李白  春日醉起言志
處世若大夢,胡為勞其生。
所以終日醉,頹然臥前楹。
覺來盼庭前,一鳥花間鳴。
借問此何時,春風語流鶯。
感之欲歎息,對酒還自傾。
浩歌待明月,曲盡已忘情。

酒好きで知られる李白。

李白は酒を一斗(約18リットル)欽んで、詩を百篇書いた。
といわれるほど大酒飲みでした。

そんな李白の酒を飲む理由が語られた詩です。
李白の豪快さがよく表れています。

月と金星
月と金星

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