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黄帝内経から考える「健康」 その4

(前回までの記事 1年を健康に過ごすために その1) 1年を健康に過ごすために その2) 黄帝内経から考える「健康」 その3) こんにちは、大原です。 前回は、素問の上古天真論(第1)の内容から、 養生をわきまえている人は肉体が容易に衰えず、 高齢になっても子を産むことができる という内容をみていきました。 実際に高齢で出産されている方もいらっしゃるようですが、 身体を若く保つ努力を何かされているのでしょうか。気になりますね。 さて、上古天真論(第1)の内容に、 心が安らかな境地に達すれば、 身体が早く衰えてしまうことがないという 記述がありますのでみてみましょう。 黄帝内経 素問 上古天真論(第1)より抜粋 是以志閑而少欲、心安而不懼。 形労而不倦、気従以順。 各従其欲、皆得所願。 故美其食、任其服、楽其俗、高下不相慕。 其民故曰朴。 是以嗜欲不能労其目。 淫邪不能惑其心。 愚智賢不肖不懼於物。 故合於道。 所以能年皆度百歳、而動作不衰者、以其徳全不危也。 (読み) これをもって、志(し) 閑(かん)にして少欲、心安らかにして懼(おそ)れず。 形 労するも倦(う)まず、気 従いてもって順。 おのおのその欲に従いて、皆願う所を得る。 ゆえにその食を美(うま)しとし、その服にまかせ、 その俗を楽しみ、高下(こうげ)相(あい)慕わず。 その民 ゆえに朴と曰う。 これをもって嗜欲もその目を労することあたわず。 淫邪もその心を惑わずことあたわず。 愚智(ぐち)と賢不肖(けんふしょう)と物に懼(おそ)れず。 ゆえに道に合(ごう)す。 よく年 皆百歳を度(こ)えて、動作衰えざるゆえんの者は、 その徳(とく)全くして危(あや)うからざるを以てなり。 ここは 古代の養生・修養の道理を深く理解した人が 民衆を教え導くにあたって述べたものです。 (意味) (心が静かで安らかになると、) ・欲望が少なく、心が安定していて恐れることがない。 ・身体を働かせても過度に疲れることはない。 ...

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