こんにちは、林です。
唐突ですが樹木の話をします。

僕は、六甲山中によくいるので
ぼけーっと樹木を見ていますが、
ここ数ヶ月でどうも一帯の赤松の様子がおかしい。
多くがこれより枯れようとしている。
松食い虫にやられたか。
ここ数年と様子が違います。
数ヶ月前まで、標高450mを越えたあたりの松は元気だったので松食い虫は、
これ以上高いところには来ないのかなとばかり思っていたのですが。。
たぶん一帯の赤松は全滅ではなかろうか。
それに、
様子は、松食い虫云々ということより、
なにか森に対して、世代交代すべきという大いなる意識か
なにか重要なメッセージがあるように思われるのです。
一定の物語に幕が引かれて
次の物語が始まる予感がある気がします。
(こんな時期には珍しいのですけれども。)
それを考えると、松食い虫も
それを伝える森の精と呼べなくもないですが少しメルヘンでしょうか。
さて、
山の保安課に連絡をとっても
あんた、誰だ。
そうか、わざわざどうも。
という反応だけで、
例年通り、40本ほどは松枯れを起こすから
そのトラックの手配でも30万ぐらいはかかるんだよねってちょっとズレた話でしたが、
そういう話ではない。
おそらく桁が違うし、
例年通りにはいかない。
元気に見えて葉をつけている赤松も
これからすぐに真っ赤に変わりすぐに
変色して朽ちていくだろう。
もう、予感は充分にある。
しかし、どうも伝わらない。
とりあえず、道路脇の松や人の歩くところは注意しといた方がいいと伝えたが、
どうなることでしょうか。

もし、
六甲山に行かれる方は、赤松が朽ちて
大枝を落としていくことが
増えると思うので注意された方がいいと思います。
先日の枯れた枝で人が怪我をした事件のように、
すぐに樹木が悪いという話しにすり替えられますが、
充分、メッセージはあるし、
コンクリートばかり見ている人のせいだと僕は思いますよ。
子供達が傷ついたら、
そういう事を知らない大人のせいだ。
お金の計算や自分たちの事ばかりを見てきた大人達のせいだ。
樹木は死ねば土に戻り、
太陽を得られない場合はは
枝を自ら落とし、身を軽くするだけですから。
樹齢50年以上の彼らがそのように振る舞い、
それを知らずに人の暮らしの導線とかぶったとき、
人1人は平気に倒れちゃいますからね。
たまには共存していることを思い出した方がいい。
この文明社会に人類がほこる
電気も化学薬品も石油も、
人の作り出したもののようで、
結局自然界のものを抽出したものにすぎないのですから。
長くなりましたが、
結局言いたいのはそこです。

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