下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


 

金剛山
金剛山

こんにちは、冠木です。
金剛山の雪がとても綺麗だった場所です。
一面が真っ白でした。
今回は、インスタントカメラにて撮影しました。
(携帯のアプリではないです・・・笑)
では、、大棗にについての記事です。

大棗(なつめ)

大棗
大棗

[性味] 甘、微温
[帰経] 脾・胃・心・肝

[効能と応用]
①補脾和胃
●脾胃虚弱の倦怠無力・食欲不振・泥状便
☆六君子湯(りっくんしとう)
[効能] 補気健脾・和胃降逆・理気化痰
[主治] 脾胃気虚・痰湿
[病機] 脾の運化と胃の受納の両面が不足した脾胃気虚で、
運化不足による痰湿の生成もみられる。
[方意] 健脾益気を基本にし、和胃降逆により受納を回復させ痰湿を除去する。

②養営安神
●営血不足による心神不安の不眠・不安感・悲しい
じっとしていられない・驚きやすい
☆甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう) 金匱要略
[効能] 養心安神・和中緩急
[主治] 臓躁
ぼんやりする・悲哀感がありよく泣く・浅眠・あくびがでる
[病機] 憂思過度により五臓の陰が消耗し、
心神不寧の臓躁を引き起こした状態である。
*「臓躁」
憂鬱感・心中煩躁・たえず泣き笑いをする・
睡眠困難(入眠後わずかな物音でも覚醒する)など
⑴体質的な虚弱や神経質傾向が基礎にあり、
過度の過労が重なり、
脾も傷られ
気血の化成が不足し、
心脈が栄養されないため
心神が失養して発症する。
⑵大病・久病・失血などにより
五臓が精・血・津液の滋養を失うことで火熱が生じ、
心神を乱すため様々な精神症状を呈する。
⑶情志が抑圧されて肝気が欝結すれば、
愁いがちになり怒りっぽくなる。
そして、肝陰が損傷され、血が筋肉に栄養を与えられず筋脈が拘急する。

③緩和薬性
●薬力だ猛烈な薬物に配合し、
性質を緩和にするとともに脾胃の損傷を防止し、また味を矯正する。

[使用上の注意]
助湿生熱し中満を引き起こすので、
湿盛脘腹脹満・食積・虫積・齲歯・痰熱咳嗽などには禁忌である。


参考文献:
『中医臨床のための方剤学』
『中医臨床のための中薬学』 医歯薬出版株式会社
『中医弁証学』
『中医病因病機学』
『金匱要略解説』
『中国傷寒論解説』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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