下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、冠木です。
先日、兵庫県立美術館で開催されている
「奇跡のクラーク・コレクション」をみてきました☆
ちょうど帰る頃に、入場10万人目の方が来られたということで
テレビ局の人が来ていました(*^_^*)

こわしくは、兵庫県立美術館のHPをご覧下さい。↓
「奇跡のクラークコレクション」


川芎(せんきゅう)


芎藭(=川芎)、味は辛・温。川谷に生ず。
中風脳に入るもの、頭痛、寒痺、筋攣緩急、金創、婦人血閉、子無きものを治す。
*「寒痺」は、寒邪による痺証で、関節リウマチの様の疾患。
「筋攣」は、筋肉の痙攣する病気。

川芎
川芎

[性味] 辛・温
[帰経] 肝・胆・心包

[効能と応用]
①活血行気
●気血瘀滞による月経不順・無月経・月経痛など
☆四物湯(しもつとう)
[効能] 補血調血
[主治] 肝血虚・血滞
目がかすむ・目の異物感・眩暈・爪がもろく艶がない・月経が遅れる・無月経など
[病機]
出血などにより肝血がふそくし、営血虚滞を引き起こした状態である。

●肝鬱気滞・血瘀の胸脇痛
☆柴胡疏肝散(さいこそかんさん)
[効能] 疎肝行気・和血止通
[主治] 肝気鬱結・気血瘀滞による胸脇痛・往来寒熱など

●瘀血痺阻心脈による挟心痛
☆冠心Ⅱ号

●火毒壅盛の気滞血瘀による皮膚化膿症など
☆透膿散(とうのうさん)
[効能] 扶正祛邪・托毒排膿
[主治] 癰毒で化膿し潰破しないもの

●打撲外傷による内出血の腫脹・疼痛

②祛風止痛
●風寒の頭痛
☆川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
[効能] 祛風止痛
[主治] 頭痛
頭痛・偏頭痛が反復して長期間治癒せず、感冒や情緒変動によって変動される。
[病機] 風邪が厥陰肝に深伏して疏泄を阻むために肝陽が擾動されやすくなり、
外邪や情緒変動により風邪がおこると、風陽が誘発されて上擾するため。

●風熱の頭痛
☆川芎散

●風湿の頭痛
☆羌活勝湿湯(きょうかつしょうしつとう)
[効能] 祛風勝湿
[主治] 風室在表
風湿の邪が肌表を侵襲し経気を阻滞した状態。

●血虚の頭痛
☆加味四物湯

●風寒湿痺の関節痛
☆三痺湯(さんぴとう)
[効能] 祛風湿・止痺痛・益肝腎・補気血
[主治] 肝腎不足・気血凉虚の風寒湿痺

 

*禁忌
辛温昇散であり、陰虚気弱で労熱多汗を呈するときには禁忌であり、
気逆嘔吐・肝陽頭痛・月経過多などには使用すべきでない。


参考文献:
『新装版 中医臨床のための中薬学』
『新装版 中医臨床のための方剤学』 東洋学術出版
『読みもの 漢方生薬学』 たにぐち書店
『神農本草経解説』 源草社
『生薬単』 NTS

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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