下積み修行中の冠木さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。



こんにちは、冠木です。

今回は、箱根・彫刻の森美術館に行ってきました。
広大な敷地の中に、ポツポツと彫刻が立っていました☆

とても不思議な所でしたが、面白かったです。
あいにくの天気となり、少し写真が暗くなってしまいましたが、ご了承ください。

ご興味のある方はこちらをご覧下さい。箱根彫刻の森美術館


肝と五行の照応関係
【1】怒は肝の志
は一般的に、生理活動に対し良くない刺激を与え、
気血を上逆させ、陽気を過度に昇泄させる。
肝は疏泄を主っており、陽気の昇発は肝の働きであるから、
怒は肝の志とされている。
激しく怒ると、肝の陽気の昇発が多くなり、「怒は肝を傷る」と言われている。
また、肝の陰血不足になると、
肝の陽気の昇泄が過剰となり、少しの刺激でも怒りやすくなる。
*肝主怒 (肝は怒を主る)
肝が五志の中の怒を主ることを指す。
「怒」とは、人の情緒が激動したときの情志変化である。

*肝主昇発 (肝は昇発を主る)
「昇発」とは、上昇・条達・発散・生気を充満させるという意味。
「肝は昇発を主るとは、春に樹木が勢いよく生長して
生気が充満するという自然現象を例にとり、
昇・動を主るという肝気の特性を古人が形容したものである。
肝気が鬱結して横逆すれば、両脇が腫れて痛み、
悪寒・頭痛・胸脘部がつかえて苦しいなどの症状が発生する。
長引けば、肝気が上逆し、げっぷ・嘔吐などの症状が現れる。
ついには、肝厥証になり、
ぼんやりする・厥逆・人事不省の症状まで現れる。
*陽気なる者は、大努すれば則ち形気絶し、
血上菀して、人をして薄厥たらしむ。
『人体の陽気は大努によって逆乱し、経絡を隔絶して通じなくさせ、
血液を上部に鬱積させ、昏厥を引き起こす。
これを「薄厥」という。』
(現代誤訳 黄帝内経素問 上巻P.65『生気通天論篇』 東洋学術出版 より引用)

この他に肝気の鬱結が長引いて火に変われば、陰血を損傷する。
そうなると、肝腎は同源なので、肝腎の陰血が欠損し、
悪化すれば、肝腎の陰陽両虚となり、治りにくい。


【2】涙は肝の液
肝は目に開窮する。
涙は目から出て、目を潤し保護する働きがある。
正常な時は、涙の分泌は目が潤う程度で、外には溢れない。
(異物が目の中に入ったときは、
異物を排除するために大量に分泌する。)
肝の陰血不足になると、両目が乾く・眼脂が増える・
風にあたると涙が出るなどの症状が現れる。
また、極度の悲哀の状態になると、涙の分泌が増える。


 

finger【爪】nail
finger【爪】nail

【3】体は筋に合し、華は爪にある
」とは、筋膜のことで、骨に付着し関節に集まっている。
これは、関節・肌肉をつなぐものの一種である。
肝が筋を主るとは、
主に筋膜が肝血の滋養を受けていることを指す。
肝血が足りていれば筋が滋養され、
栄養を得てはじめて力強く運動できるようになる。
そのため肝の陰血不足で筋が栄養を失うと、
肢体の痺れ・屈伸不利などの症状が現れる。
」は筋の延長線上にあり、爪は「筋の余」であるといわれている。
したがって、肝血の盛衰は爪にも影響する。

*肝主筋(肝は筋を主る)
その主要な機能は骨節を連絡し運動をコントロールすることである。
「肝は筋を主る」とは、筋膜が肝血の滋養作用によって維持されるということである。
肝の血液が充足していれば筋は滋養され、
肢体の運動は力強く活発になる。
肝の気血が衰退減少すれば、筋膜は滋養されずに、
筋力が衰え、肢体の活動が活発でなくなる。

*肝主謀慮 (肝は謀慮を主る)
古人が肝の作用を将軍の征戦時の深謀遠慮に見立てて表現した定言である。
それによって肝の機能と人の意識・思惟活動は本来心神が統轄するが、
肝は血を蔵し、心神は血液の滋養によって維持されるので、
肝の蔵血機能と心神とは密接に関係している。

*肝,其華在爪 (肝,その華は爪にあり)
爪と筋肉は、ともに肝血の滋養を必要としているため、
肝臓の盛衰は爪の変化に影響する。
肝血が充足していれば爪は硬く強靱で光沢があり紅く潤いがある。
肝血不足になれば爪は薄くて柔らかく、
酷いときには変形し、亀裂が入りやすくなる。

*肝血不足
陰血が不足して、肝が血の滋養を得られないために出現するものを指す。
多くは血の化源不足や久病による血の消耗、
または過度の失血によっておこる。


参考文献:
『中医学の基礎』
『中医病因病機学』
『中医基本用語辞典』
『やさしい中医学入門』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

2 コメント

  1. 彫刻の森美術館、とても興味深いです。いつか、訪れてみたいです。

    冠木さんの写真、いつも楽しみにしています♪

    • haru☆aiさん
      コメントありがとうございます!!
      結構変わった物が多かったですが、面白かったですよ☆
      ぜひ、訪れてみて下さい♪♪
      ありがとうございます。
      また、面白いものがあれば載せていきたいと思います。

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