『易と健康(下)養心養生をたのしむ』
『易と健康(下)養心養生をたのしむ』

受付の稲垣です。

一鍼堂にご来院された方はご存知と思いますが、
待ち合いの時間を過ごしていただく為の書棚があります。
その中の一冊をご紹介。

著者は安岡正篤(1898~1983)先生です。

「心は身の主なり。しずかにして安からしむべし。
身は心のやっこ(家来のこと)なり。動かして労しむべし。
心やすく静かなれば天君ゆたかに、くるしみなくして楽しむ。
身動きて労すれば、飲食滞らず。血気めぐりて病なし。」

結局、養生はまずその一番大本であるところの、
主宰者であるところの心というもの、これをしずかにして安からしむべし。
そうして、からだを適当に動かさなきゃいかん。

貝原益軒(1630~1714)の『養生訓』を引用している章ですが、
最近の運動不足も思い当たり、日々の生活を省みます。
養生について、東洋思想などから様々な解説がされています。

著者は昭和20年8月15日の天皇陛下の玉音放送の草案に携わり、
年号“平成”の考案者だとか。
時間のある時に、ご一読はいかがでしょう。


参考文献:
『易と健康(下) 養心養生をたのしむ』 安岡正篤

稲垣英伸

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