少彦名神社
少彦名神社

受付の稲垣です。
学校の後期が始まるまでの時間なのですが
実は大切な時間のように思います。

鍼灸学生が始まって「頑張って行こう!」
と色々と思いを巡らせ、
様々計画していく中で、前期試験が近づき
ドタバタの内に単位認定試験、実力試験が終了。

今は落ち着いて考える事が出来る希少な時間です。

勿論、試験で出来なかったところの復習や、後期にむけての予習などを行います。
どうしても東洋医学関係に偏りがちですが・・

復習の一つは“東洋医学概論”。
最初は歴史からスタートしました。
試験ではどんな書物が?どの時代に?どの人物に?
という事が必要になってきます。

『東洋医学概論』
「湯液系の医書では、『神農本草経』がある。
これは個々の生薬について解説したもので、
後漢時代(1~2世紀)の頃に成立したとされる中国最古の薬物学書である。
本草学とは薬物学のことである。」

折角ですから、フィールドワークと行きたいと思います。
試験的な学習法はしばらく置いときましょう。

大阪は道修町に行って来ました。
先ずは、『神農本草経』の名にある三皇五帝の“神農”を祀っている
『少彦名神社(神農さん)』にご挨拶。
11月には神農祭もあり、時間があれば伺いと思います。

この道修町は江戸時代より「くすりの町」として知られており、
国内外の医薬品を一手に集め、
価格を決定し国内に供給していく中心的な役割を担ってきました。
各社製薬会社の資料館にお邪魔して~
「価格を決定するまでの役割は、江戸時代の厚生労働省がここにあったようなものです。」
との事、資料館員より教授されました。

まさに大阪商人ここにあり!
歴史の勉強は楽しいですね。
誰もが知っている大手製薬会社の様々な基礎がココにあります。

資料館をいくつか拝見し、
歴史の中にある人々の“薬”に関する熱い情熱を感じます。
医療に携わる者の力強さを“商都大坂”より教えて頂いたように思いました。

今日は「それを教えてやる。」
と神農さんに呼ばれたのでしょうか?


参考文献
『新版 東洋医学概論』 医道の日本社

稲垣英伸

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here