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8月20日(日):第五回、鍼灸学生の為の勉強会〜【医古文・漢文の読み方No.2】〜


【原文】
升陽益胃湯
黄耆、半夏、人参、炙甘草、防風、白朮、羌活、独活、
橘皮、茯苓、澤瀉、柴胡、白朮、黄連

何故秋旺用人参、白朮、芍薬之類反補肺、
為脾胃虚則肺最受病、故因時而補、易為力也。
(中略)
若喜食、初一二日不可飽食、恐胃再傷、以薬力尚少、
胃気不得転運升発也。須薄滋味之食、或美食、
助其薬力、益升浮之気、而滋其胃気也、
慎不可淡色、以損薬力、而助邪気之降沈也。
可以小役形体、使胃与薬得転運升発、
慎勿大労役、使気復傷、若脾胃得安静最佳。
若胃気少覚強壮、少食果、以助谷薬之力。
経云、五谷為養、五果為助者也。

【書き下し】
なにゆえ秋の旺にて人参 白朮 芍薬の類いを用いて
反って肺を補うは脾胃虚すれば則ち肺もっとも病を受け、
ゆえに時によりて補い、易(おさ)めるは力と為すなり。
(中略)
もし食を喜(この)めば、初め一二日は食を飽くべからず、
胃ふたたび傷るを恐れ、薬力をもってなお少なし、
胃気 転運昇発するを得ずなり、
薄滋味の味、あるいは美食をもちい、
その薬力を助け、昇浮の気を益して、その胃気をうるおす。
慎んで淡食すべからざれば、もって薬力を損ないて、
邪気の降沈を助けるなり。
小役形体をもってすべし、胃と薬を得て転運昇発せしめれば
慎んで大いに労役することなかれ、気を使わしむればまた傷る、
もし脾胃安静を得れば尤も佳し。
若し胃気少し強壮を覚えれば、少しく果を食させ、
もって谷薬の力を助く。
経に云う、五谷は養と為し、五果は助と為すなり。


 升陽益胃湯を飲む際の注意点を述べる。
・味の濃い物を控える
・過度な労働を控える

総じて胃気を守るために行う。

 

参考文献
『脾胃論』人民衛生出版

※『脾胃論』は金元四大医家と言われた
李 東垣(り とうえん)の名著です。
興味を持たれた方はぜひ原文をあたって下さい。

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