こんにちは盧です。
いつも行っている武術のお稽古で
居合を初めてさせていただきました。
独特の緊張感の中で運動量は多くありませんでしたが
いい疲労感を感じる1日でした。


「大抵脾胃虚弱、陽気不能生長、
是春夏之令不行、五蔵之気不生。
脾病則下流乗腎、土克水、
則骨乏无力、是為骨蝕、令人骨髄空虚、
足不能履地、是陰気重畳、此陰盛陽虚之証。
大法云、汗之則癒、下之則死。
若用辛甘之薬滋胃、当升当浮、使生長之気旺。
言其汗者、非正発汗也、為助陽也。」

 

大かたの脾胃虚弱は、陽気が生じずそして伸びない。
これは春夏(の気)がめぐらないために、
五蔵の気が生じないのである。
脾が病むと下に流れて腎に乗じ、
(五行でいうところの)土が水を克すので、
骨に力がなく骨蝕となって、骨髄を空虚になり、
足が地につかず、陰気が重なり、陰盛陽虚の証となる。
(治療の)大原則では汗をかかすと治り、下すと悪化すると言う。
辛甘の薬を用いて胃をうるおすならば、
(津液と気は)升り、(体表に)浮いて生長の気を盛んにさせる。
汗をかかせると言うのは、ただ発汗させるのではなく
陽気を助けるのである。


 

脾胃の虚弱で陽気が巡らないことについて述べる。
李東垣は五行で病態を説明することが多い印象を受ける。
「土克水」の部分もその一つだろう。

また「脾病則下流乗腎」の部分は何が下に流れるのだろうか
邪気か?それとも陽気が巡らないことなのだろうか?
ここはあえて保留としておく。

参考文献
『脾胃論』人民衛生出版

『脾胃論』は金元四大医家と言われた
李 東垣(り とうえん)の名著です。
興味を持たれた方はぜひ原文をあたって下さい。

二条城にて
二条城にて

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