明けましておめでとうございます。
今年は正月であろうが、
なにかと人の治療で鍼を持つことがあったので
特に数日あけたブランクもなく
すんなりと始めることが出来ています。
年によっては、
3日も現場から離れると頭と身体が若干分離する
感じが有り、
感覚を戻すのに時間のかかることもあるのですが、
今年は全く問題なく、
良かったです。

改めて思えば、
たぶんここ16年以上、
どんな日であっても、
愛する人が亡くなっても、
楽しいことがあっても、
まったく鍼を持たない日、
誰かに鍼をしない日など一日もなかったなと気付きました。
大事な人の葬式であっても、常に
胸には鍼を忍ばしておりました。
それぐらい鍼が自分の一部であり、
離れられない関係にあるのだなとしみじみ思います。

今年も
誰にほめられることもなく
必要以上に注目されることなく
ただただ、
鍼に嘘はなく、まっすぐと
ふるまいは柔らかく、
時に激しく
また、天地と一つ、
鍼とひとつに
ありたい。

昨年は自分が鍼を持つと言う事と
鍼を持たないという境界がどんどん薄れ
表現しがたい一体感を現すことが出来ました。
その先を自問自答、
鍼に問いながら
天地に問いながら
進みたいと考えています。

寒い季節ですが、
自然とともにあるものは、
速くも春の気配を感じとって
もう衣をはぐ支度を始めていますね。
変化に敏感、
社会がどうあろうが素直にいたいです。

  林

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