先週の続きです。
先週は、梔子豉湯について書きました。
この方剤が適応となる場面は、余邪が胸膈に残った状態との内容でした。
梔子豉湯は温病条弁にも出てくる処方です。
呉鞠通は温病条弁にて、
『《論疾诊尺篇》曰∶尺肤热甚,脉盛躁者,病温也;其脉盛而滑者,病且出也』
と言い、霊枢論疾診尺篇にある尺膚を温病の一つの指標にしていました。
霊枢論疾診尺篇を見ていくと
『肘前獨熱者,膺前熱』
とあります。
これを意訳すると、「尺沢あたりだけが熱くなっていれば、胸に熱がある」と訳することも出来るかと思います。
呉鞠通がこの内容について触れている文章は見つかりませんでしたが、これも梔子豉湯などを使う場面の一つの診断基準として使えないのかと考えています。
あくまで試論です。






















