<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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こんにちは、大原です。
暑い日が続き、
冷たい飲み物を多く摂る機会が多いと思います。
ですが、冷たい物を摂り過ぎて身体が冷えると
よくありません。

冷たい物を多く摂ることで
身体の機能に影響が出た場合、
中医学的には
「体内の陽気が損傷されている(陽虚)」ととらえ、
具体的には
胃腸の働きなどが鈍ってしまうと考えます。
また、陽気の損傷が大きい場合、
胃腸の働きの低下だけでなく、
手足の冷えや、
精神萎靡いび萎靡いび:なえしぼむ、活気がない)
などの症状が現れるとされます。

このとき、体内に入った冷えを
内寒と云いますが、
「寒」には凝滞性という性質があり、
体内では
気血・津液の動きを滞らせてしまう特徴があります。
(参考記事:クーラーと夏カゼ

イメージ図
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すると、摂取した水分も滞ることで
内湿となり、
身体全体が重くだるくなる、関節が痛い、倦怠感
という症状があらわれやすくなります。

また、冷たい物と一緒に、
身体を温める生姜や漢方薬などを
食べたり服用したりするのも良いように思われますが、
胃腸の働きがかなり鈍ってしまっている場合、
その生姜も消化不良となるので、
本来なら身体を温めてくれるはずの熱が
停滞してしまい、
内熱となって
胃がムカムカする、気持ち悪い、
という症状につながる場合があります。

イメージ図

胃腸が冷えていても
口の中は暑く感じていることが多いので
つい冷たい物を多く摂りがちですが、
身体にとってはあまりよくありません。
たとえば、毎朝起床時に
冷たい水を多くとる習慣があるという方も
それが本当に自分の身体に合っているかどうか、
注意が必要です。

靱公園にて
靱公園にて。外は暑いですが木陰は涼しく感じますね。

参考文献
『中医内科学』
『中医学の基礎』 東洋学術出版社

興味がおありでしたら、ぜひ参考文献もお読みください。

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