11月の頭よりインフルエンザの患者数が急増し始めました。
今回は、インフルエンザをどう弁証するかについて書いていきます。
これは傷寒としても温病としても取り扱われる事があります。
結局弁証に合わせるしかないかと思うので、まずはそれぞれの立場からみてみます。
まずはインフルエンザでよく現れる悪寒発熱について
傷寒論
「太陽病、発熱而渇、不悪寒者、為温病。」
温疫論
「温疫初起。先憎寒而後発熱。日後但熱而無憎寒也。」
両者共に、温病の発熱時は悪寒がしないと書かれています。
但し、発熱前に悪寒は起こっているので、衛気の段階での比較にはなりますが、
「インフルエンザの引き始めで発熱した時に悪寒がしているか」は重要な点となります。
温疫論では、温病の場合、合わせて口渇も起こると書かれています。























