柴芍六君子湯と抑肝散陳皮半夏は生薬の配合を見ると共通点の多い方剤です。

何回かに分けて、記事にて比較を行いたいと思います。

 

今回は相違点として、釣藤鉤が含まれるか否か、という点について書いていきます。

釣藤鉤は抑肝散陳皮半夏には含まれますが、柴芍六君子湯には配合されません。

ここが加わる事で、平肝熄風が加わります。

すると弁証にも肝風内動が加わり、この点でも相違点が出ます。

肝風となると、一段激しさを増すので、筋肉の硬直や痺れ、感情変化も激しくなる印象があります。

 

よくキレやすい人に抑肝散と言いますが、釣藤鉤のもつ意味は大きいのではないでしょうか。

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