<近日開催予定のイベント>
3月18日(日) :告知!第7回 鍼灸学生の為の勉強会


約10年ぶりに会った友達と阿倍野で会いました。最近、久しぶりの友人と阿倍野で会う機会が多いです(笑)  寒い中、思い出話や近況について熱く語り合いました。写真に写っている建物はご存知あべのハルカスです、デカイですね!


(前回までの記事
1年を健康に過ごすために その1
1年を健康に過ごすために その2
黄帝内経から考える「健康」 その3
黄帝内経から考える「健康」 その4

こんにちは、大原です。
二月四日の立春(りっしゅん)を過ぎ、
日の出ている時間が
少しずつ長くなってきていますね。

まだ寒い日が続いていますが、暦の上ではもう春で、
春の陽気が注いできていることを少しずつ感じます。

黄帝内経 素問の
四気調神大論篇(第2)には
季節の気候変化に対して
人間がどのように適応するべきかが記されています。
その中の、春の季節の過ごし方について
みてみましょう。

素問 四気調神大論篇(第2)より冒頭部分を抜粋

春三月、此謂発陳。
天地倶生、万物以栄。
夜臥早起、広歩於庭、被髮緩形、以使志生。
生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰。
此春氣之應、養生之道也。
逆之則傷肝、夏為寒変、奉長者少。

(読み)
春三月、これを発陳(はっちん)という。
天地ともに生じ、万物もって栄(さか)ゆ。
夜に臥(ふ)し早く起き、広く庭を歩み、
髮を被(ひら)き形を緩(ゆら)う、もって志をして生(しょう)ぜしむ。
生かして殺すなかれ、予(あた)えて奪うなかれ、賞して罰するなかれ。
これ春気の応(おう)、養生の道なり。
これに逆らえばすなわ肝を傷り、夏に寒変をなし、長に奉ずる者少なし。

意味を見ていきますと、
春の三ヶ月は「発陳(はっちん)」と言います。
→ここでの「三ヶ月」とは、立春から立夏(りっか)までをいうようです。
今年ですと、2月4日から5月5日までですね。
この三ヶ月を発陳という」とありますが、
「陳(ちん)」の漢字には
「つらねる」「古い」などという意味があり、
「発陳(はっちん)」は「古きを出して新しきを出す」という意味になるようです。

では、何が出ていって新しくなるというのかと言いますと
次の文章で
天地がともに生じ、それによってすべてのものが発展する」とあります。
→「天地」すなわち自然界全体において、
冬の季節までじっと潜んでいたエネルギーが
目に見えたり感じたりするようになるということです。

冬眠していた動物や、土の中で眠っている種が
そろそろ目を覚ましてくるということですね。

まだ寒いですが、
本格的な春に向かって自然の中では
何かしら大きな変化が起こっているかも知れませんね。

続きます。

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