850『素問』水熱論より腎と胃の関係を考察します。
「帝曰.腎何以能聚水而生病.
岐伯曰.腎者胃之關也.關門不利.故聚水而從其類也.上下溢於皮膚.故爲胕腫.胕腫者.聚水而生病也.」
二弁(大小便)には、胃腸が関与するが、その開閉には腎も関与すると書かれています。
実際の症例でも、浮腫があり、便秘があり、トイレが近い方で腎虚と脾胃の弱りが見られる方にコタローの参茸大補丸錠を使ってもらうと、浮腫・便秘・頻尿に変化がありました。
この漢方薬には「紅参・鹿茸・牛黄・黄耆」が配合されます。
人参には、「開胃」の作用もありますが、鹿茸と黄耆による腎の変化も大きいのではないかと考察しています。


























