下野です。
残り僅かな内容ですが、また読み返してみます。
【原文】
至道在微.変化無窮.孰知其原.
窘乎哉.消者瞿瞿.孰知其要.
閔閔之當.孰者爲良.
恍惚之數.生於毫氂.毫氂之數.起於度量.
千之萬之.可以益大.推之大之.其形乃制.
【現代語訳(意訳)】
医の道理は微細であり、
その変化は無限であって尽きることがない。
誰が根源を知ることができるのか。
それは大変困難なことである。
やつれ衰えてくる者は、
どうしたら良いのかと病に怯えている。
誰がその肝要を知っているのか。
憂い悲しむ時、誰が最良の法を沿っているのか。
このぼんやりとした真理は
微細なところから生じてくる。
これは月日を経ることで大きくなる。
大きくなれば全体像が定まるのである。
【補足】
医の道理は簡単に理解できないほど奥深く、
しかし些細なことを積み重ねていくことで
全体を把握できるようになるよ、
と説いたものだと思われます。






















