どうも新川です。

『難経集註』の続き

日本にて発刊された慶安本について簡単に綴っていきます。

資料によっては
「慶安5年本」(1652年)と記されているものもあり、
江戸時代前期に刊行されております。

慶安本を元にしたものとして
中国で失われたものの日本にだけ現存していた漢籍を取りまとめた
林述斎(1768年〜1841年)による『佚存叢書』(1803年)があり、
(後に中国へと伝わり、現地にて影印本などで刊行)
また
千田子敬が校正し1804年に濯纓堂蔵版として刊行された
濯纓堂本があります。

—————————————————————
今でこそデータや出版物で手にできる古書ですが
元々は人の手で書き写されて残されていったもので
戦争や火事などで消失することも多くあり、
散佚、復刻を繰り返して現代に継承されている事が多いようです。
改めて感謝致します。

続く

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here