以前、seesaaブログで掲載していた望診の続きを書いてきます。

望診3ー②

今回は舌の形と舌上に付着する苔ついてです。
舌の形の異常には大きく分けて二つに分けることができます。
舌全体が痩せてしまう場合と腫れぼったくなる場合があり、
前者を「老」後者を「嫩」といい、
一般的に老は「実」嫩は「虚」の状態を現します。
「胖大」(はんだい)は嫩と同じく腫れぼったくなり、
多くは脾虚による水質、または痰飲の停滞により表れます。
「腫脹」(しゅちょう)は胖大舌よりもさらに大きくなりひどくなれば
口外に出る程までになります。腫脹は全て実証です。
「瘦薄」(そうはく)これは舌が全体的に薄く、小さくなり、
舌質が淡い色では気血両虚、紅で乾燥しているものでは陰虚
になります。

次に、舌面にみられる異常ですが、
まず「芒刺」(ぼうし)は、舌の乳頭の一つの糸状乳頭が
変形してトゲ状になってしまいます。
これは熱が亢盛して上昇したものと考えられます。
「裂紋」(れつもん)は舌面にできる溝をいい、
陽気正気の不足が原因で表れます。
人により溝の深さ数などは違ってきます 。
次に「歯痕」(しこん)舌の辺縁に歯の後がつくもので、
多くは脾虚によるものです。

次に舌上に付く苔についてです。
大きく分けて四種あり、白、黄、灰、黒に分けられ、
白は身体が寒 、黄は熱、灰と黒は寒熱両方の
状態であらわれます。
この苔が薄ければ、病が浅いところにあり
比較的治りやすく、厚ければ深いところにあり治りにくい
傾向にあります。
また、苔が乾燥しているかいないかで寒熱の傾向を
把握することが出来ます 。
乾燥を「燥苔」(そうたい)湿潤を「滑苔」(かつたい)
といいます。
一般的に燥苔は熱症、滑苔は寒症を 表します。

舌診だけでは身体の状態を把握することはできませんが
、望診の中では最も重要視されています。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here