こんにちは。
日下です。
今回は、方剤の書籍で「医学衷中参西録」という書籍がとても勉強になるのでご紹介させて頂きます。
作者は清代の張錫純という先生となります。
方剤の本でも色々勉強になるものはありますが、この本は東洋医学の立場をきちんと守りつつ、その上で西洋医学の一部に触れられたものとなります。
清代は中国に西洋医学が本格的に入り、中西医結合の動きが盛んとなった時代で、その中でも代表作の一つと言えるものではないでしょうか。
・四物湯と鉄剤はどちらが補血作用が強いか
・アスピリンを中医学的に使うとどの様な使い方になるか
など、全く新しい視点での治療が載っています。
「中医臨床の医学衷中参西録」として日本語で発売されているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
三部作となっていて、生薬を調べたい方は第3巻から読まれるととっかかりやすいと思います。

中医臨床の医学衷中参西録 東洋学術出版社 神戸中医学研究会翻訳






















