一鍼堂(いっしんどう) 大阪心斎橋本院

症例集


メニエール病、メニエル氏病の鍼灸症例集

※ここではメニエール病(メニエル病),めまい
一鍼堂での症例を紹介いたします。
巷では症例集と称し 、
宣伝まがいの自作自演の内容を多く見かけますが、
当院では、紹介するすべての内容が
事実に基づいた内容であることをここに明記し、
病院でなかなか治らなかったメニエール病(メニエル病),めまい
多くの患者様が当院の鍼灸治療で克服されています。



回転性の眩暈とフワフワする眩暈が混在する

良性発作性頭位めまい症の鍼灸施療改善例

大阪市東淀川区在住 K.Mさん 51歳 女性 助産師

主訴:良性発作性頭位めまい症

既往歴:なし

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施療依頼のメール:

めまいが辛く、回転性の発作で吐気、嘔吐を伴い

一日ぐらいで少し良くなって、

しばらくフワフワして吐き気のする状態が続きます。

初発症状は20年前頃ですが、

しばらく落ち着いて年単位で何も無かったりしていました。

今年は夏ごろに一度大きな回転性めまいがあり、

今週月曜日に回転性のめまいがありました。

今もフワフワする感じが続いていて吐き気があります。

その都度、耳鼻科等で診察を浮けて、

良性発作性頭位めまいや頸こりによるめまいと言われています。



上記の施療依頼のメールを頂き


2021年1月30日(土) 一鍼堂来院


初めて発症したのは20年前。
その後は何年かに1回めまいが出る程度で治まっていたが、

2020年夏に大きな眩暈が出て以来、

2021年は発症頻度が多く、毎日眩暈するようになる。

昔は吐き気止めを服用することで眩暈を抑えることができていたが、

2021年夏の大きな眩暈から吐き気止めが効かなくなる。



きつい眩暈が傾向として、

朝起床時が一番きつく症状が出る。

眩暈は回転性の眩暈やフワフワした眩暈の2種類ある。

もともと乗り物に酔いやすい体質であったが、

眩暈が頻繁に出るようになってから乗り物に乗れなくなった。


助産師の仕事は長年勤続しており、

シフト制で夜勤が週に1日あり。

現在、更年期障害の治療で

ホルモン補充療法をここ半年間受けている。



食生活:食欲あり。1日3食。

    食事量は普通。

    仕事のため食事時間が不規則になることが多い。
    好き嫌いなく満遍なく何でも食べる。
   
    飲酒する習慣はなし。



二便:大便は2〜3日1行。1回量は普通。

   やや硬めか普通の便が出やすい。


   小便は1日5~6回。1回量は普通。

   色は淡黄。

   夜間尿1〜2回あり。



汗:多汗。48歳で閉経して以来、首、腋下、背中の汗が多くなってきた。

  盗汗(寝汗)も多い。

排出物:水様の鼻水がよく出る。


目:疲れやすい。パソコン作業時の目の疲れがきつい。



耳:ごくたまにボーっとした耳鳴がする。



睡眠:睡眠時間は6~10時間、

   普段は午前0時に就寝し、午前6時に起床(休日は午前10時まで寝ている)
   熟睡感は無く、夢をよく見る。
  


運動:していない。



舌診:淡紅色あせ。両舌辺に歯痕あり。白苔。

脉診:やや滑脈。浮位で少し弦。左尺位の脈が弱い。

腹診:胃土の虚、左少腹部の虚が深い。

弁証:腎陰虚、脾の弱り

取穴:足少陰経の経穴、足太陰経の経穴

施療後:変化なし



※注意点

下焦〜中焦と生気の弱りが深いので、

刺鍼で生気が漏れないよう気をつける。






2月5日(金) 2診目

前回施療から6日間。

大方、眩暈出ずに済んでいた。

2月3日(水)が夜勤明けの日で、

本来なら夜勤明けの次の日は休日だが、

2月4日(木)は朝から出勤し、

その日の午後にPC作業している時に
グルグルと回転性の眩暈アリ。



舌診:淡紅色あせ、両舌辺の歯痕変わらず。白苔。

脉診:弦脈マシ。滑アリ。沈位の脈力マシ。

腹診:胃土の虚の範囲が狭くなってきた。

   左少腹部の虚マシ。臍周、表に邪を診る。

取穴:前回の施療+足厥陰肝経の経穴






2月11日(木) 3診目

前回施療から6日間。

今回も夜勤あったが、
頭はスッキリして眩暈は出ずに済んだ。

ただ左の頸の凝りがきつく感じるようになる。

また盗汗がマシになってきた。



舌診:色あせマシ。両舌辺の歯痕少しマシ。白苔。

脉診:滑脈。

腹診:胃土の虚マシ。臍周、表に邪も緩んできた。

取穴:前回と同様。


2月22日(月) 4診目

前回施療から11日間空くが、
眩暈は出ず過ごせていた。

左の頸の凝りはまだあるが

前回⑩→③と大分ましになる。

盗汗マシ。

電車など乗り物にも乗れるようになる。



舌診:淡紅舌。両舌辺の歯痕マシ。薄白苔。

脉診:やや滑脈。

腹診:全体的にマシ。

取穴:前回と同様。






3月5日(金) 5診目

前回施療から11日間。

眩暈無く過ごせる。頸の凝りも消失。





3月25日(木) 6診目

前回施療から20日間。

仕事多忙につき、施療間隔が空いてしまったが、

夜勤があったり忙しく過ごしても眩暈や頸の凝りが出ること無く

順調に過ごせたため、
今回を以て定期的な施療は卒業されました。


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【担当鍼灸師(為沢)より】

下焦の陰虚熱と肝の鬱熱が中焦、上焦に篭り

頭部にジワジワと熱が昂った状態でした。

普段から夜勤もあるので、
体調が軌道に乗るまで時間がかかるかな?と

思慮してましたが、

数回の施療で良い状態に持っていくことができました。



(2021年4月5日 更新)






服薬がきっかけで発症した眩暈

大阪府豊中市在住 匿名希望さま 50代

主訴:眩暈(めまい)

既往歴:
幼少の頃 気管支炎、中耳炎、扁桃腺炎
20代〜 アレルギー性鼻炎
40代〜 子宮筋腫
数年前〜 膀胱炎

<眩暈について>
1ヶ月前に海外旅行へ行き、膀胱炎を患った。
数日前に病院で抗生物質を処方され、服薬した後に眩暈が発症し、
今もなお眩暈が続いている。

<眩暈以外に気になること>
・子どもの頃から貧血気味である。起き上がると一時的に目が回ることがよくあった。
・ここ最近は目が回ることは減ったが、体が重く感じる。
 特に、雨天の前に体が重くなる。
・2カ月前に関東から大阪へ引っ越しをされた。
・生理では大きな血塊が見られ、腹部が重く感じる。
 重さが3週間ほど続くこともあり、貧血のようになる。
・ほか、腰痛や肩こりなど、気になる症状が多い。

<初診時>
四診では
舌診:淡白舌、白厚苔
脈診:左右差が大きく、左:渋脈、全体として滑遅
腹診:下焦に邪が目立つ

考察として、下焦の瘀血が気機を阻害し、
脾の昇清がうまくいっていないことによって眩暈の症状が現れたとした。

治療方針としては、下焦の瘀血をとりつつ、かつ、脾気を補うようにした。

初診の治療の直後は、特に変化は感じないとのことであった。

<二診目>
初診から3日後である。
眩暈の症状は少し楽になっているとのこと。
舌診において、舌苔が薄くなっていた。
治療方針は前回と同様とした。

今回は治療中、お腹に温かさを感じたとのことであった。
瘀血がほどけてきて、気機の流れを感じやすくなってきたと思われる。

治療後、脈診において、脈力が安定したことを確認した。

<三診目>
前回から3日後である。
昨日、やや貧血気味のような感覚があったそうである。
今回の治療では心気も補うように治療を行った。

その後お電話にてご連絡をいただき、
調子が安定していきているとのことであった。
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二診目の治療後から脈の感じが改善し、不調の峠を越したように思いました。
気機を阻害していた下焦の停滞を取ることができたように思います。

今後は、同じ様な負担などがあったとしても、めまいの症状や、めまい以外の他の不調などがあらわれて来ないよう、体質を改善すべく、お身体の弱りに対してアプローチしていきたいと思います。

担当鍼灸師:大原

(2018年3月13日 更新)


たまった疲れが原因のメニエール病

大阪府吹田市在住
40代 女性
主訴:メニエール病
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<依頼内容>
およそ二ヶ月前に、耳鼻科にて突発性難聴と診断される。
血流を良くする薬などを服用するも症状は改善せず。

その後、他の病院に行き、1週間入院をする。
退院後も、耳の閉塞感、めまい、難聴(耳鳴り、聞こえにくい)が続き、
再度耳鼻科を受診すると「メニエール病」であると診断される。

さらに服薬で治療を続けるも改善せず。

<その他気になること>
ここ数年は仕事で緊張する場面が多い。
もともと肩凝りがある。

以上の内容をお伺いし、
舌診、脈診、腹診などから、お身体の状態を診させて頂く。
脈診においては、
全体として脈がやや沈んで元気のないような状態であるが、
ある部分だけ脈力があり、
全体のバランスが崩れている印象がある。
また、腹診においても緊張の強い場所が目立った。

治療では、まずこの緊張を緩めるような施術を行う。
数分ほど鍼を置き、脈診で
脈のバランスが整ってきたことを確認する。
しかし、緊張の奥に潜んでいた弱りの状態が目立ってきた。
治療を再度行い、その弱りを補う施術を行った。

施術後、ご本人の感覚として、
耳の聞こえがマシになってきたように感じ、
さらに長年続いていた肩凝りがスッキリ取れたと伺う。

<2診目(初診から三日後)>
前回の施術から耳鳴りが小さく、聞こえなどもマシであったとのこと。
肩凝りは全く無い。

今朝、仕事で強く緊張する場面があったため、
またふらつきが出そうな感じがするとのこと。

治療方針として、今回は、
緊張の奥にある弱りを補うことに集中した。

施術後、耳鳴りは治まったとのこと。

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仕事のストレスで緊張状態が続くと
何らかの症状が発症することがありますが、
奥にある弱りが緊張を溜め込むきっかけとなり、
症状がなかなか治らない原因になってしまうことがあります。
奥の弱りを改善させる治療を重ねていくことで、
多少の緊張があってもそれに打ち勝つことができるようになると思います。

特に、症状が長く続いている場合は
このようなケースが多くあると思いますので、
ぜひ一度お身体の状態を診させて頂ければと思います。

担当鍼灸師:大原

(2017年12月27日 更新)






連続して発症する眩暈の改善に向けて

            神戸市西区在住 A.H様 49歳 

   主訴:眩暈
   既往歴:アレルギー性鼻炎、子宮筋腫、胃炎、五十肩、顎関節症

  【来院時の依頼文】
  ・回転性めまい
   2月に救急外来に搬送、その後3回ほど再発。
   いずれも嘔吐→めまい(収まるのに3~1週間)
   →収まった後も歩くとフワフワする。
   地元の耳鼻科では、耳からくるめまいと診断されるが、
   めまい外来のある病院の診察では、
   頸性めまい、または頭痛からくるめまいと診断される。

  ご相談内容と希望日時:上記のめまいで月1回、めまい外来の病院に通院しています。
  その病院で鍼治療をすすめられました。
  MRIの結果、生まれつき右側の椎骨動脈が細く、
  そのためめまいや、右側に顎関節症や五十肩の症状が出ると言われました。
  ヨガをやったり、散歩して体は動かしていますが、
  昔は感じられなかった頭痛や鼻づまり、梅雨時の不調でなかなか好転しません。

  ・アレルギー性鼻炎(ハウスダスト)(10代~)
    今も年に数回、くしゃみが止まらない時がある。
  ・顎関節症(20歳代の時)右あご
  ・子宮筋腫(40代中ごろ)
  ・五十肩(40代後半)

  子宮筋腫手術→子宮全摘:2011年3月
  手術は成功でしたが、退院後の出血が長引き、
  歩くと調子が悪くなり、完治まで約2ヵ月半。

  胃痛:2014/9月
  軽度のびらん性胃炎か萎縮性胃炎。

  めまいの要因:
  昨年冬に自宅のリフォームと、仕事が多忙な時期が続き、年明けか後落ち着くも、
  今年2月にインフルエンザで休んだ後、
  仕事が溜まっていて頑張りすぎた結果、ダウンしました。

  現状:
   PC業務が主な仕事でしたので、1日中パソコンに向かうのはつらく、
   4月末に退職しております。


  回転性のめまいは6月上旬なってからは治まってます。
  今は首の上げ下げ(家事・ガーデニング等)後にクラクラとします。


  頭痛は最近気になりだしましたが薬に頼らなくても大丈夫な位です。
  梅雨時は鼻の辺りまで詰まった感じ(鼻炎とは違う)がしました。
  また横になると右側のこめかみの辺りの心拍音がします。


  初診(2016/7/6)

  2016年の2月から
  立て続けに眩暈(計4回)が続く。
  ・3月下旬
  ・4月上旬
  ・5月下旬
  いずれも 嘔吐→眩暈→歩行時の浮遊感 となる。

  発症の原因として、
  上記の
  ・過労
  ・インフルエンザ後の体力の低下
  以外に、
  ・春や秋の季節の変わり目に不調になることが多い
  ことが挙げられる。

  現在、自覚症状としてある
  「首を上下させた時の眩暈感」の改善を目標に施術を進め、
  強烈な眩暈を起こらないような状態へ調えていく。

  【初診〜4診目】
  眩暈が
  ⑩→⑤→③→ほとんど感じない
  状態まで改善し依頼達成とする。


  その後、
  季節の変わり目に負担がかかることを考慮し、
  施術の間隔をあけながらも
  定期的に施術を重ねる。

  予想として、
  夏から秋にかけての時期に
  負担がかかることが考えられるため、

  ・どの様な負担がかかり
  ・どのような状態になるか

  を観察していく。

  同年10月中旬までは
  台風など悪天候が続くものの眩暈がでることはなかったが、
  10月17日より
  軽度の浮遊感をおぼえる。

  気逆と診立て、
  疎肝理気(ソカンリキ)を行う。

  眩暈の兆候無く
  日常生活を行えるようになる。
  また、
  作業しても疲れにくくなり、
  休息した際に回復しやすくなる。

   その後も、
   定期的に通院して頂くことで
   季節の変わり目や過労の際も
   当初のように強烈な眩暈が連続して発症することがなくなる。
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  一種の大局観といいますか、
  その時の症状を良くすることも大事ですが、
  今後どうなるのか?
  いつごろ負担がかかるか?
  などを把握することが
  良い状態を継続させるためには必要です。

  お仕事の負担も引き金にはなっておりましたが、
  一旦休職されていることもあり、
  季節の変わり目などの負担を解決し、
  今後復職されることがあっても
  耐えられる状態にしていくことを目標としました。

  担当鍼灸師:新川

 (2017年3月11日 更新)




2年前に発症したメニエール病が、一度の鍼灸治療で改善した一症例。

兵庫県姫路市在住 K.O様 60代女性 主婦

主訴:メニエール病
既往歴:盲腸、腰椎椎間板ヘルニア

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2014年末、
急に聴力が低下し、同時に眩暈(めまい)がおこる。
翌日耳鼻科を受診したところ、
聴力の低下と回転性の眩暈(めまい)から
メニエール病との診断される。

治療としては
血流改善薬やステロイドを服用を指示され、
発症から約1ヶ月ほどで症状は改善し、
耳鼻科からも治っているとの診断される。
しかし、
●常に頭がふわふわする
●連日の頭痛
●年3回の回転性の眩暈
●のぼせ
の症状がずっとあるとのこと。

なかなか良い治療方法がなかったところ、
ご友人の紹介で当院へ来院なさる。

2016年12/15、初診。
顔が紅く、割と大きな声で話される。
症状は気疲れや、
頭を使うようなことをすると悪化する。
四診より、
「肝陽上亢」と診立て、
足厥陰経、足少陰経の経穴に刺鍼。
置鍼中から頭がスッキリし、頭痛が消失する。
また顔の紅さが引き、
のぼせの感覚もないとのこと。

12/25、2診目。
日程の都合上少し間が空いたが、
症状は全くなし。
色々と出歩いたりしたようだが、
それでも問題なしとのこと。
施術は足厥陰経の経穴のみ。

念の為、
今後も月1回のペースで
御体を診させて頂きます。

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「K.Oさんからは
年末までに何とか治せるとこまで
とのことでしたが、
ここまでスッキリと改善出来て良かったですし、
鍼の素晴らしさを実感して頂く事が出来ました。

ただ、まだ気が昂ぶり易いところがあるので、
ここを変えていくように
引き続き施術に当たらせて頂きます。」


担当鍼灸師:下野

(2016年12月28日 更新)



薬が手放せないメニエール病の症例

大阪府豊中市在住 I.D様 37歳 児童福祉

主訴:メニエール病
既往歴:急性低音障害感音難聴

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病歴:
既往歴は特になし
2014年2月に第一子出産(帝王切開)
2015年4月~職場復帰
2016年4月下旬 右耳聞こえ悪くなり、急性低音障害型感音難聴との診断、服薬開始。
その翌日から、回転性めまいと吐き気、嘔吐が続く。
服薬続けると、症状治るが、服薬止めると、調子悪くなり、現在も服薬中です。

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発症までの流れ

発症する一ヶ月前から
職場の人員不足のため多忙となる。

2016年4月下旬より発症
症状:右耳の難聴、閉塞感、回転性眩暈、嘔吐

その後、聴力、眩暈、嘔吐などは改善傾向にあるが、
耳の閉塞感が続くということで、
当院へご来院される。

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初診


診立てとして・・・
帝王切開での御出産後、
約一年で職場復帰され家事、育児、仕事の負担が正気の弱りを深め、
今年に入ってから職場の人員不足により仕事の負担が
さらに高まったことがだめ押しとなり上記の症状を呈したと考えた。
特に腎気の弱り、気血がうまく運行しないことで瘀血の所見が診られた。

顔面の気色診:目の周りを中心に黒ずみが濃い
舌診:暗紅舌
脈診:一見、脈力があるが按じて無力
腹診:中脘〜臍周にかけて停滞強し

主に腎気を建てていくことを中心に施術を進める。

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5診目 7/11



先日の聴力検査で、
聴力が改善しており、
医師より服薬はしなくてよいと診断される。

顔面の気色診:黒ずみがうすくなり、血色とともに色艶が出てくる。
舌診:暗紅舌→淡紅舌
脈診:よく脈力が出てくる。
腹診:中脘〜臍周にかけての停滞取れる。

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服薬せずに、状態を安定させることが
今回の大きな目標でした。

検査の結果もよくなり、
はれて薬を飲まなくてよいと指示が出たことは
嬉しい変化といえます。 

正気がしっかりしていないと、
お薬などで一時的に状態がよくなっても
長続きしないということがあり、
まずは徹底して扶正することを心がけました。

担当鍼灸師:新川

(2016年 11月5日 更新)




瘀血を改善することで疏肝をはかり、ふらつきを改善する

大阪府在住 匿名 女性
主訴:メニエール病

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<受診までの経過>
ある日、めまいが発症し、前方に倒れ込んでしまう。
病院でメニエール病と診断され、
服薬にて難聴などの症状はマシにはなったが
頭がふわふわする感じや、
耳の詰まり感、音のこもりや響く感じが取れず
当院を受診された。

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<初診>  2016.7.6
上記の症状の経過のほか、
足が冷えやすい、鼻詰まり、肩凝りがあるなど、
その他気になる症候を伺う。

舌診:舌下静脈に怒張が濃くあり
脈診:左が沈、渋、緩
腹診:胃土の虚、左大巨に邪あり
足の少陰腎経に弱りの反応などが診られる。
弁証を、肝鬱気滞血瘀、腎気虚とし、
治療方針を補腎気、活血化瘀とした。

<2診目>  2016.7.12
前回後から、頭のふわふわ感が取れたとのこと。
前回の治療で活血化瘀を行ったことで、
蔵血を主る肝の動きが良くなり、
また、補腎によって滋陰がはかられたことで
肝鬱化火を鎮めることができたとみられる。
(おそらく、瘀血(血の停滞)が主であるうちは、
直接的に疏肝を行ってもその効果は小さかったと思われる)

また、今まで気になっていなかったが、
治療後に腰が楽になったとのこと。

しばらく同様の治療方針にて
週1回ペースで施術を行う。

<5診目>  2016.8.3
調子は安定し、メニエールの症状は気にならなくなった。
ただ、肩凝りだけが変わらず。
今までの治療方針を見直し、肩凝りに関しては
陽明経の強い気滞があるものと考え
陽明経上の経穴を治療穴とした。
するとしつこかった肩凝りがとれた。

経過が良いため、この後1ヶ月間様子をみて頂いたが、
調子は崩れず、無事に卒業となった。

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「頭のふわふわ感」は中医学では内風とされ、
肝火によるものが多い印象があります。
この方も肝鬱気滞傾向にあることから肝火による症状と思いました。
ですが、実際には肝鬱気滞よりも瘀血が主であり、
瘀血が改善することで肝鬱も改善できるのではないかと思いました。
そのように考察して治療を行えたことが、
今回早い改善につながったように思います。

施術担当:大原
(2016年 8月31日 更新)





気圧の変動と胃腸の不調から来る耳の閉塞感

大阪府吹田市在住 Y.N様 38歳 女性 事務

主訴:メニエール病

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【来院時の依頼文】
病歴:
2011年7月耳鳴り、難聴、
軽いめまいでメニエールと診断されました。
6月くらいから顔から異常に汗をかく時があったり、
胃が痛かったり、食欲がなかったりしました。
関連あるかはわかりませんが。

その後約1年半病院で処方された薬を飲み症状は落ち着き、
今は自分で調子が悪い時に飲んでいる程度です。

台風の前や大雨の前に耳が詰まった感じになることが
良くあったのですが最近はなくなっていました。
それが6月17日にまた耳が詰まった感じになって、
薬を飲んで今はマシになっています。

肩こりは、10年以上パソコンへの
データ入力の仕事をしていますので常に肩こりがあります。

メニエールも薬を飲んだら良くはなるのですが
やはり繰り返しますし、根本的に、
常に肩こりがあったり冷え性であったりする体質が
良くないのかと思い診察をお願いしました。

【2013年6月22日(土)、一鍼堂来院。】
症状:
①耳の閉塞感
薬を服用すれば楽になるが、
薬を止めると再発する状態を繰り返している。
増悪因子として、台風や雨の前の日に閉塞感が出る。
(薬を服用すると閉塞感は出ない)


②肩凝り
仕事がデスクワークの為、慢性的な肩凝りあり。

③胃の痛み・食欲なし
夕飯が御主人の帰りに合わせて食べるので
時間が不規則。
ご飯をあまり欲さないので、
お菓子で済ますことも多々あり。

④厥冷
常に足が冷えた感覚。

舌診:淡紅、やや胖嫰
脉診:緩枯
腹診:全体に腹満し、肝相火と季肋部の拒按きつし
考察:肝脾不和証
取穴:足厥陰肝経の経穴
治療後:肩の力がスッと抜けるようになる。
目標:
梅雨時期なので、雨が続く中
耳の負担が出ないよう施術を重ねる。

6/24(月) 天気:☁ 2診目
引き続き肩の状態ラクに過ごせている⑩→③。
耳の閉塞感も⑩→⑤とマシに。


6/28(金) 天気:☁ 3診目
前回治療の翌日に雨のため
耳の閉塞感が⑤→⑧に悪化したが
何とか⑩にならずに持ち堪える。
肩の状態は引き続き③でラクに過ごせている。
雨が過ぎると、耳の閉塞感⑧→⑤とマシに寛解。
今勤めている会社が他社に吸収されると聞いて
精神的なショックを受けるが
耳の調子が崩れることはなかった。

舌診:胖嫰マシ
腹診:拒按あるが腹満マシ。
取穴:前回同様。

7/4(木) 天気:☂ 4診目
雨の日が続くが耳の調子は⑤でキープ。
脉診:枯脉が消失。
胃の調子は変わらず食欲なし。
足の厥冷を感じることが無くなってきた。


7/12(金) 天気:☀ 5診目
前回の治療から8日間空く。
耳の閉塞感⑤→③とマシになるが、
肩凝りが③→⑦ときつく感じることが多かった。


胃よりも下腹部に重い感覚アリ。
脉診:緩脉マシだが、やや滑を診る
腹診:腹満マシ
中焦に停滞していた邪が下焦に下ってきた可能性アリ。
耳の症状が軽くなり、肩凝りがきつく感じるのは
邪が中焦から下焦に移った可能性がある為 弁証を再考。
下焦の湿の停滞があるので これを大腸経経穴で取穴。

7/20(土) 天気:☀ 6診目
肩の凝りマシに⑦→③。
耳の閉塞感③→①で大分良い。
胃の調子が良くなって、食欲出てきた。


7/28(日) 天気:☁ 7診目
仕事でストレスあり、
耳の調子は良いが少し胃が重くなったが
すぐ持ち直したとのこと。
天気の影響は受けなくなってきている。

8/3(土) 天気:☀ 8診目
耳・肩・胃の調子、大分良い。

その後、体調良く過ごされ
悪天候やストレスを感じても
耳の調子崩すことなく過ごされ、
現在でも2週間に1回 メンテナンスで施術中。
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「中焦の弱りから来る耳の閉塞感でしたが、
途中、下焦に邪が移りました。
耳の閉塞感は軽くなり
肩凝りはきつくなりましたが、
証が変わり症状の出方が変わっただけで
症状がきつくなっても一過性のものが多く
この場合は問題なしと診ます。」

担当鍼灸師:為沢

関連リンク:
メニエール病…大阪府豊中市のY.N様の鍼灸治療体験談

(2016年 4月 29日 更新)




滋陰によって、内風(めまい・ふらつき)を鎮める

大阪府在住 Y.Kさま 女性 会社員
主訴:メニエール病
既往歴:メニエール病(2年前)、ぎっくり腰(3年前)、十二指腸潰瘍・急性膵炎(20年以上前)

<初診> 2015.11.4
はじめ、予約のお電話では
「今日、このあとすぐに行きますので診て下さい!」と強めの口調だった。
これは、メニエール病の症状である
めまい、ふらつき、耳鳴りなどの聴覚異常が
かなりきつく出てしまい、
身体か非常につらい状態だったためだと後に分かる。

来院時は、ふらつきや吐き気、めまいのせいで
ご自宅から当院への移動も大変だったようで、
当院に到着後、椅子に座るのもつらそうであった。

お身体が非常につらい状態だと感じたので、
当日はお名前などの最低限の情報のみカルテにご記入いただき、
できるだけ早く施術室へご案内する。

四診:
はじめにお伺いした問診での内容は以下の通り
 ・今のきつい症状は3日前から出だした
 ・今までにも同じ様な症状が出たことがある
 ・現在の症状として、回転性のめまい、吐気、耳閉感がある
 ・仕事が忙しくストレスが多い

(通常、はじめての方にお話しを伺う際、
現在の症状の経過や特徴などの詳細を伺うが、
お話しをされるのもつらそうだったため、
上記のみの内容だけにとどめた。)

舌診:紅舌、薄白苔(湿)
脈診:全体として枯、滑、細、やや数、右>左で左が沈む
腹診:肝相火と胃土に緊張が広く大きい、心下が虚など
切診では、脾、胃、肝に関係する経脈上の経穴に、深い緊張のような反応などがみられた。

考察と治療方針:
問診で詳細をお伺いすることができなかったため、
何が今の症状の原因になったのかは不明な部分もあったが、
お身体の状態から、胃気上逆・肝鬱化火、
その火によって内風(めまい)が発生したと考えた。
お身体の状態から、おそらくここ数日は
お仕事の多忙だけでなく、睡眠不足であったり、
なんらかの生活習慣上の負担が重なったのではないかと感じる。

治療方針は、
上にのぼった火を鎮めるべく、
滋陰・降気として施術。

施術後の変化:
めまいと吐気が治まり、ご本人から喜びの声を頂いた。
またふらつきが少し残るものの
全体的に楽になったとの旨を伺う。

治療後に、「この1週間は仕事が忙しかったため、
睡眠時間が削られてしまった」といった内容をお伺いした。

<2診目> 2015.11.6
前回の施術から、症状はやや落ち着いているとのこと。
前回の初診時にはほとんど問診ができなかったため、
症状の特徴やその背景に関してできるだけ詳しくお伺いした。

そのお話しの中で、
・Kさんは何年も前に鍼灸治療を続けられていたこと、
・長く耳鼻科に通っていらっしゃること、
・逆流性食道炎など色々な既往歴(上記)があること、
・コーヒーがお好きで1日に7〜8杯飲むこともある
といった内容を伺った。

特に、耳鼻科への通院では、色々薬を処方され治療を続けてはいるが、
症状はあまり変わらず、定期的に受ける検査の結果も
横ばい状態とのことであった。

前回からの治療方針を継続していくこととし、
養生指導として、コーヒーを飲む量を減らして頂くようお伝えする。
コーヒーに含まれるカフェインは、
気分を高揚させるなどの人体への作用があるが、
気の上逆を助長してしまう可能性が高く、
治療によって収めた化火が、また上に昂ぶって
メニエール病の症状を助長してしまう可能性があるためである。

その後、お仕事などが多忙のため
治療間隔が空いてしまうことあったが、
できるだけ週1回ペースで来院いただいた。

初診日から2ヶ月弱が経過した12月の下旬、
通院されている耳鼻科で検査を受けられ、
医師から「すごく体が良くなっている。鍼は続けてください!」と
言われたとのこと。
ご本人も鍼を受けるようになってから身体の調子が良く、
さらに「なんだか髪につやが出てきた」ともおっしゃっていただいた。
実際に髪質に潤いが出てきており、また、顔色もよくなってきておられ、
養生指導を守って頂いていることもあって
身体がしっかり調ってきたといえる。

年が明け、1月からは仕事の方がやや安定してきたため
週1回ペースで来院がしやすくなったとこのこで、
メニエールの症状だけでなく、
長年悩んでいた喘息や逆流性食道炎、口内炎、扁桃腺などについても
経過をお伺いしながら施術させて頂く。

今後は、施術間隔が長くあいてしまった場合にも
お身体がしっかり安定した状態を継続できるよう、
施術にあたらせて頂きたいと思います。

施術担当:大原
(2016年 4月12日 更新)



大阪市北区在住 K.Mさま 33歳男性 会社員

大阪市北区在住 K.Mさま 33歳男性 会社員

主訴:メニエール病
既往歴:難聴

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【来院時の依頼文】
病歴:
2000年ころに受験勉強のストレスから発症
右耳の難聴とめまいが出始める
通院するも改善しない為
2001年ころに通院を止める
その頃にはめまいは発症せず右耳の難聴のみが残る
2012年11月ころにめまいが再発
現在も通院しているが改善せず
2014年5月頃からめまいの症状がきつくなり現在に至る
(本文ママ。)


---------------------------------------------------------------------------------

2014年8/30、初診。

舌診:老舌、舌尖の紅

脈診:右に緩

腹診:臍周りの実、左肝の相火に薄く実
弁証:腎気虚
施術後:老舌が緩み、舌尖の紅が薄くなる。

9/7 (2診目)

前回から眩暈の症状なく過ごされる。

舌診:淡紅へ、やや乾燥

脈診:滑

腹診:臍周の邪実が緩み、薄く散る。やや拒按

9/13 (3診目)

眩暈なく過ごせており、
病院での検査でも問題ないとの診断を受ける。
耳鳴りもほとんど感じない程度へ落ちつく。

舌診:ほぼ淡紅

腹診:臍周の邪実が狭く、薄くなる。

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【担当鍼灸師の新川より】
学生時代のストレス(10時間/日の勉強)や、
お仕事の負担がかかることが、
腎気が弱らせた要因となったようです。
2012年の冬に眩暈が再発した前後も、
仕事での責任が増し、仕事量も多かったとのことでした。

腎気を建てていくことで、
気の停滞も同時に良く動きだしておりました。

(2014年 10月 30日 更新)




眩暈・倦怠感

大阪市西淀川区在住 N.Iさま 43歳男性 会社員

主訴:眩暈、倦怠感
既往歴:胃潰瘍、肺気胸

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【来院時の依頼文】
病歴:
一月前程から軽いめまい
体の倦怠感も出てくる
先週末よりめまいがひどくなり
耳から首に掛けて違和感が出てくる。(軽い痛みあり)
耳鳴り等も時々あり

(本文ママ。)


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2014年7/5、初診。
数年前まで、
飲酒されることが多くあった。
今回、眩暈は梅雨の時期から
倦怠感とともに出てきたとのこと。

舌診:淡紅舌、胖

脈診:緩

腹診:胃土の虚、肝の相火の実、季肋部の浮き
弁証:脾虚湿盛
施術後:お腹がよく動きスッキリしてくる。

7/13 (2診目)
眩暈:⑥へ
倦怠感:⑥へ

8/3 (3診目)
眩暈:⓪へ
倦怠感:ほとんど感じなくなる

その後、
8/31 (5診目)
まで診させて頂き、
調子良く過ごされていたので、
御卒業とさせて頂く。

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【担当鍼灸師の新川より】
長年にわたる飲酒などの影響により、
脾胃の損傷を引きずったまま現在に至っておりました。
飲酒以外でも疲労などにより、
不安定な状態へ陥りやすくなっておりましたが、
現在ではお仕事の負担がかかっても
眩暈なく過ごされております。

(2014年 10月 7日 更新)




眩暈・肘の痛み

大阪府吹田市在住 K.Hさま 43歳女性 歯科助手

主訴:眩暈、肘の痛み
既往歴:妊娠糖尿病

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【来院時の依頼文】
病歴:
小学校2年頃…リウマチ熱
24才…水ぼうそう
36才…おたふく風邪

19才頃…ぎっくり腰
37才頃…自転車で追突されてむちうち?

30,32才…出産

日常生活についてお答えいたしますと、
職業は歯科助手です。
休みは日・祝のみで、通勤はバイクで15分ほどです。

家族構成は主人と中1娘と小5息子です。

帰宅してから月金は子どもの日本拳法の練習に付き添い、
水曜日は私の習い事に通い、
後の曜日は、老健に入所中の祖母の所に、
しんどくない時は行くようにしています。
だいたい、就寝は1時ごろで起床は6時半ごろです。

これまで特に大きな病気にかかったことはないですが、
腰痛がひどくて整体に通ったり、歩くと左足が痛くなったりします。
あと運動不足で太り気味だと思います。

今日はほぼ横になって過ごしていたので体の疲れは取れたように思いますが、
寝返りをうつとクラッとなったり、後頭部が重く感じ、
まだいつものように動けません。

一度、みていただきたいと思いますので、
ご予約が取れる日をお知らせいただけると幸いです。

よろしくお願いします。
(本文ママ。)

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2014年5/18、初診。
【眩暈】
寝返りなど、
頭の位置が変わるような動作の際に発症する。

★発症までの経緯
長年にわたり、歯科医院にて勤務しているが、
昨年の末頃から人手不足になり、
ご本人の負担が大きくなったとのこと。
その直後から胃の痛みが出始める。
年が明けた3月頃から左肘の痛みが出始め、
買い物袋を持つ際も痛むことが多くなる。
1ヶ月前から、
背中(左の肩甲骨から頚にかけて)の痛みが強くなり、
その後、眩暈を発症する。

舌診:淡紅舌、薄白苔

脈診:滑
腹診:肝の相火の実(右に浅めにあり)
   胃土のやや奥まった実、天枢(左)の実
弁証:胃の気の弱り
施術後:胃土の実がよく緩む

5/20 (2診目)
前回施術後より、眩暈なし。
背中の痛み:⑩→⑦へ
肘の痛み:⑩→⑦へ

5/27 (3診目)
眩暈:なし
背中の痛み:消失
肘の痛み:⑦→⑤へ

6/3 (3診目)
肘の痛み:起床時の痛みのみ

6/15 (5診目)
肘の痛み:痛みなし

約一ヶ月眩暈なく過ごされたので、
御卒業とさせて頂く。
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【担当鍼灸師の新川より】
問診の時点では、
気滞の所見が多く出ておりましたが、
実際に御体を診させて頂くと、
胃の気の消耗が強く出ておりました。
胃の気が充実し、動き出したことで、
同時に気の滞りもほどけており、
結果的に眩暈、背中の痛み、肘の痛みがよく取れ、
気分的にも楽になってきたとお伺いしております。

(2014年 9月 11日 更新)





大阪市鶴見区在住 K.Oさま 41歳女性 兼業主婦

大阪市鶴見区在住 K.Oさま 41歳女性 兼業主婦

主訴:眩暈
既往歴:なし

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2011年に回転性の眩暈を発症し、
病院で処方された血流改善薬を服用することで
症状は治まった。
その後一年は症状は出なかったが、
2012年の年末から再発。
今回も血流改善薬を服用したが
症状の改善がないとのことで、
当院での鍼灸治療をご希望なさる。

2013年2/6、初診。
眩暈が再発した頃は仕事が繁忙期で、
ほぼ休みなく過ごしていた。
またお子さんの体調も優れないことから、
精神的にもしんどい状況が続いていた。
舌診:紅きつく、舌根部に少黄苔。
脈診:やや数気味で、浮滑。
腹診:全体的に緊張。
切経:後谿(左右)実、曲池(右)実、内関(左右)やや熱感、
上廉(左右)実、公孫(左)やや虚、太衝(左右)実きつく熱感。
弁証:肝鬱化火。
取穴:足厥陰肝経、足太陽膀胱経の経穴。

2/13、2診目。
初診直後から眩暈は消失し、
その後一週間出ていない。
舌診:紅マシで、舌根部の少黄苔も減る。
脈診:緩滑脈。
腹診:やや季肋部の浮き。
弁証:同じ。
取穴:同じ。

2/19、3診目。
眩暈なく過ごせている。
また、2診目以降は眠りも良い。
舌診:紅舌、薄白苔。
脈診:やや滑脈。
弁証:肝鬱気滞。
取穴:同じ。

3/12、4診目。
眩暈なく、体調宜し。
舌診:やや紅舌、薄白苔。
脈診:やや滑脈。
弁証:3診目と同じ。

調子よく過ごされておりましたので、
1ヶ月後の5診をもってご卒業頂きました。

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【担当鍼灸師の下野より】
娘さんが当院の治療で
突発性難聴を改善されましたので、
その繋がりからお母さんも診させて頂きました。
娘さんが数回の治療で改善され、
お母さんも娘さんに続き短期間で改善が出来て
良かったのと、同様に改善出来てホッとしました。

(2014年 5月 19日 更新)




大阪市東淀川区在住 匿名希望様 31歳女性 助産師

大阪市東淀川区在住 匿名希望様 31歳女性 助産師

主訴:良性発作性頭位めまい症

既往歴:なし
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助産師の仕事のため、
日勤や夜勤があり体調管理が難しい生活を
仕事に就いて10年続いており、
2013年4月頃から、月末で多忙になると眩暈がするようになり、
病院で良性発作性頭位めまい症と診断を受ける。
薬を処方されるが効果無く、
職場の同僚のFさんに相談したところ
Fさんが当院での施術で体調が良くなったことを聞き
当院にお問い合わせを頂く。

【2013年7月6日、一鍼堂 初来院。】
眩暈の特徴は回転性で、
仕事で疲れが溜まってくると症状が出てくる傾向あり。
仕事柄、忙しい時は食事もゆっくり摂る時間が無く、
月末は休憩時間に早食いして仕事に戻ることが多い。
常に気が抜けられない状態でいる。
7月27日~31日に海外研修に行く予定なので
体調に不安があるので早く治したいと依頼を受ける。

舌診:舌尖やや紅舌、白苔

脈診:緩滑少し弦脈

腹診:両季肋部の邪がキツシ
切経:
尺沢(やや自汗)・曲池~手三里(実)・郄門(実)・
陰谷(虚)・陰陵泉(実)・上廉(実)・復溜(虚)・太谿(虚深シ)
太衝(実キツシ)・丘墟(やや実)
肺兪(自汗・腠理開きアリ)・心兪(実)・肝兪(実キツシ)
腎兪(虚深シ)・大腸兪(実)
考察:腎気虚証

施術後:体ポカポカしてくる。

7月13日(2診目)
前回施術後、少しマシになるがまだ眩暈あり。
脉診にて緩滑少しマシだが、少し弦脈が残っている。
肝鬱気滞証に施術方針を切り換え施術し、
太谿の虚がどう動くか観察。

7月22日(3診目)
前回施術後、眩暈消失。
手足が良く温もり、体が軽くなっていた。
脉診にて少し弦脈が大分マシに。
また太谿や復溜、陰谷などの
腎経の虚が建ってきている。


7月27日~31日、海外研修


8月12日(4診目)
前回施術後、調子宜し。
海外へ行っても眩暈無く過ごせた。
夜勤が続き、疲れが出ているが眩暈無く過ごせている。

8月30日(5診目)
調子宜し。
月末になると眩暈が出そうな傾向であったが、
7月8月と眩暈の予兆も無くなったので
今回を以て卒業して頂く。
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【担当鍼灸師の為沢より】
初診の診立てがあまり噛み合わなかったので
2診目で変えました。
少数穴での施術は、施術方針が合わなければ
全然効かないため かなりシビアではありますが、
この施術法で合っているはず!と意固地にならず
上手く切り換えができる利点もあります。
早い段階でよく効いてくれて良かったです。

(2014年 5月 16日 更新)




 

兵庫県加東市在住 M.Tさん 30代 女性 事務職

兵庫県加東市在住 M.Tさん 30代 女性 事務職
主訴:メニエール病(メニエル病)

2007年11月下旬より目眩きつい。
12/8に一鍼堂へ来院、鍼治療を希望。

メニエール(メニエル)が出だした頃から、仕事でパソコンを使うことが多く、
睡眠不足であった。
この頃、睡眠剤と安定剤を服用している。
また普段から辛味の食事やチョコレートといったものが多い。


湿痰の邪と肝気逆と考察し、足陽明経と足厥陰経に鍼を施す。
来院時10あった目眩が、治療後には3になる。
翌日来院していただいた時には、目眩4程度。
睡眠剤・安定剤も服用せず。
2診目以降、メニエール(メニエル)の
目眩なく薬も服用しなくなった。

 

奈良県生駒市在住 T.Mさん 70代女性 専業主婦

奈良県生駒市在住 T.Mさん 70代女性 専業主婦
メニエール病(メニエル病)+花粉症


2008/4/2来院。
春先になると花粉症(くしゃみ・鼻水)で悩まれ、
一鍼堂で受診。
また1年前よりメニエール(メニエル)と、両膝の皮膚の赤味・痒み・かさつき
でも悩まれていた。
1診目受診後、自覚的な変化は感じられなかったが、
2日後の2診目受診時には、花粉症の症状は無く、
メニエール病(メニエル病)の症状もなくなりました。

大阪府大阪市都島区在住 H.Tさん 30代女性  一般事務職

大阪府大阪市都島区在住 H.Tさん 30代女性  一般事務職
主訴:メニエール病(メニエル病)

2007年12月に強いめまいを発症。
この頃より、特に食後に耳の閉塞感を感じるようになる。
2008年1月にメニエール病(メニエル病)と診断される。
この メニエール病(メニエル病)めまいは生理前に強く出る傾向があり、
耳の閉塞感は食後と雨天時に強く出る。
また、メニエール氏病を発症してから、食欲がなく、
また、尿の回数が増え、疲れ易くなってきた。
2008年3/5、一鍼堂へ来院。

舌診にて淡紅舌、白苔が舌根部にあり。
脈診は、浮脈にして枯、やや弦。
腹診にて、胃土の邪と両天枢の虚あり。
問診にて、発症前の生活状況を伺うと、
年末で仕事が多忙で生活リズムが崩れ、
ストレスが溜まっていたとのことより、
肝鬱気滞が少陽枢気不利を起こした。
また、同時に湿邪の停滞が手足陽明経に顕著に診られた。
一定、腎の弱りも診られたが、これは敢えて施術せず、
気滞と湿邪といった邪さばくことで生気がどの程度
奮うか様子を診る。

1診目の施術後、耳の閉塞感がましになり
⑩→②になる。
浮脈、やや弦脈消失。但し、枯脈はやや残る。

2診目、前回治療後から4日間経過。
この日は生理前であった、めまいが全然出ていないとのこと。
耳の閉塞感は②で調子良く過ごされていた。
舌診の白苔も薄くなっており、湿邪がよく取れていた。

5診目、めまいは消失しており、耳の閉塞感が①〜②残っている。
この頃より、体が疲れにくくなり、食欲出て来たと実感される。
腹診でも胃土の邪が緩み、両天枢の虚が建ってきた。
枯脈もましに。

9診目、耳の閉塞感①〜②あるが一日中あったものが、
数時間ほどになってくる。

15診目、一日の耳の閉塞感①〜②が2〜3時間。
17診目、耳の閉塞感出ない日が多くなってくる。出ても①程度。

28診目、耳の閉塞感消失。

30診目より、耳の閉塞感出なくなったので、
肩凝りを治したいとのことで続き施術。

42診目、肩凝り消失したため、
御卒業して頂きました。
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担当鍼灸師の為沢より
初診時から良く効果が診られた患者さまです。
飲食や雨天時の負担で耳の閉塞感がやや残ることが長く続きましたが、
御卒業時には、負担あっても耳に影響出ず過ごされました。
診察のペースは1週間に1回か、2週間に1回のペースで診させて頂きました。
コンスタントに診させて頂いたので、
途中、負担があってもすぐ改善できたので良かったです。
韓国語のお勉強、頑張って下さいね!

 大阪府大阪市生野区在住 M.Nさん 30代 女性 主婦

大阪府大阪市生野区在住 M.Nさん 30代 女性 主婦
主訴:メニエール病(メニエル病)
その他:足の冷え
既往歴:C型肝炎、緑内障、左手静脈奇形、盲腸
    パニック障害、良性発作頭位眩暈症

2008年1月に突発性難聴を発症。
1週間で症状治まるが2月に再発。
5月に治まり、調子良く過ごされ、
9月から控えていた飲酒を再開。
12月に耳鳴りが再発。
2009年1月低音が聞こえなくなり
目眩も発症する。
病院にてメニエール病と診断される。
インターネットで一鍼堂を検索され、1/23来院。
症状を詳しく伺うと、
頭が重く、ボーとして
コメカミの痛みアリ。
左へ顔を向けるとフワーと目眩を発症。
耳は朝起床時に閉塞感と、
ザーという音の耳鳴りアリ。
生活状況を伺うと、
12月〜1月に大量に飲酒していたとのこと。

舌診にて、舌尖の紅と白苔アリ。
脈診にて、濡脈を呈する。
腹診にて、中脘の虚と肝相火の実邪アリ。

主に飲酒による湿邪が
脾胃に停滞していると診立て施術。

1診目。
施術後、自覚的な症状の変化ないが
得気として体が温もってくる。
濡脈に巾出て力出てくる。

2診目。
前回施術後、帰宅途中に時間が経つにつれ
体が軽くなり、頭も軽くなる。
耳鳴り、耳の閉塞感がほぼ消失してくる。
舌尖の紅と白苔ましに。
濡脈ましに。
中脘の虚と肝相火の実邪ましに
初診時の施術を続ける。

3診目。
症状は落ち着き、足の冷えもなくなった。
調子が良いので、御卒業して頂き
様子診て頂いてます。


施術担当者より
3回の施術で良くなられた患者さまです。
問診で御伺いしたのですが
体調が悪くなる背景には
飲酒をされていたみたいです。
今回も忘年会で大量に飲酒したとのこと。
年末、年始に暴飲暴食され
体調崩す方多くいらっしゃいます。
お酒の量には気をつけて下さいね。

 大阪府八尾市在住 S.Kさん 50代 男性 会社員

大阪府八尾市在住 S.Kさん 50代 男性 会社員
主訴:回転性のめまい、耳鳴り
既往歴:特になし

2009年8月22日未明
飲酒した翌朝より回転性のめまい発症。
頭を振ったり、天井の一点を見つめると症状悪化するとのこと。

2009年8月27日一鍼堂来院
初診
飲酒後に発症したが、それ以前に
仕事でイライラすることが多くあったとのこと。
またカルテにおいての情報、問診、切経情報より
腎の弱りが見受けられた。

考察:過労による腎気の損傷、気滞

治療後、天井を一点見つめても目眩感なし。

2診目(9月4日)
治療直後より目眩感なし。
その後波が出るものの、揺れるような目眩は消失。

3診目(9月10日)
目眩感なし。
ゴロゴロとなる耳鳴りはなくなり
キーンだけが残る。
この頃から夜中のお手洗いが減ってくる。
2日前に飲酒したが目眩症状なし。
このことにより、飲酒が直接的な原因ではないと
推測されるので、現在の処方を継続していく。
調子宜しいので、3週間後に来院頂く。

4診目(10月1日)
目眩感なく、夜中のお手洗いも減少する。

3週間後、目眩症状出現しなかったので
卒業して頂きました。

施術担当者(新川)より
四診、カルテの情報を総合的に判断する
重要性が問われる症例であり、
問診の情報のみで治療をすすめていたら
治療が遠回りになっていたと考えられます。

S.Kさんも「お酒が原因じゃないんですね」
と理解されており、仕事に対して根を詰めないよう
養生指導させて頂きました。

 大阪府大阪市浪速区在住 U.Yさま 30代女性 飲食業 

大阪府大阪市浪速区在住 U.Yさま 30代女性 飲食業 
主訴:メニエール様症状
既往歴:無痛性甲状腺炎、膠原病の疑い

2009年7月29日
回転性目眩(右への傾き)
耳のつまり、吐き気、発症。
一週間後、
回転性目眩(発作)が再発し、
毎日軽度の発作が続く。
8月12日一鍼堂来院
舌診:白苔、胖
脈診:うすく弦、やや重さ、太さ感じる
腹診:肝の相火実、胃土虚、臍下虚
考察:(本)少陽枢機不利、(標)素体としての腎虚
処方:三焦経,胆経,腎経,膀胱経上、各々の經穴を使用。
施術中、耳の中の気が巡ってくる感覚あり。

8月25日(2診目)
前回治療後、
発作なくなるが、
頭の中が熱くなり、唇の冷えあり。
西洋医学の検査受診し、異常なかったが、
検査で負担がきつく感じた。
今回、腎経の経穴を外し、
なるべく少ない処方で治療を行う。

9月6日(3診目)
前回治療後より、
日が経つにつれ、ラクになっていった。
その後、発作症状なかったため、
徐々に治療間隔をあけていく。
随伴症状の易疲労、手掌の汗も、
同時に治療していく。

1月26日(12診目)
2009年年末に多忙な時期で
負担がかかったが、発作なし。
きついだるさが出るが、一日で治まる。
年末までは、肩こりを感じる事無く、
冷えも去年に比べマシとのこと。

3月2日(13診目)
前回治療後から、40日あけたが
発作なく、調子も宜しいとのこと。
本日にて卒業して頂きました。
卒業後、U.Yさまよりブログへのコメント欄に
御報告頂きましたので御紹介致します。

『新川先生おはようございます。昨日はありがとうございました。
そして今日、返送するアンケートの参考にとブログを見ていたら
私の事が載ってました。卒業に拍手拍手です!
ただ養生?の意味がわからないのですが・・・先生に言っていただいた事は
ちゃんと理解していると思うので大丈夫ですよね。
来週は大好きな歌舞伎を観に京都に行ってきます。
こうして自由に出かけられるのも健康な身体に戻ってこそです。
とっても嬉しいです。これからは、がんばり過ぎずに、
たまには診ていただく事も有りと
気持ちに余裕を持っていきたいと思います。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
治療担当(新川)からのコメント
本治として少陽枢機不利、
標治として腎虚と診たて
治療をさせて頂きましたが、
気の流れが非常に早く敏感なため
負担がかからないよう
なるべく少数穴で慎重に治療させて頂きました。
その後、脾の食滞を本治とし、
標治として腎の弱りを補いました。
治療初期の段階では、
症状が再発する事に不安感を
持たれておりましたが、
治療をすすめていく内に
ご自分の体調に対して
自信をもって生活されておりました。

 大阪府羽曳野市在住 J.Wさん 36歳 女性 主婦業

大阪府羽曳野市在住 J.Wさん 36歳 女性 主婦業
主訴:眩暈、メニエール様の症状
その他の症状:頻尿
既往歴:なし

2010年9月の2週目より
午前中から眩暈を発症。
船酔いのような状態が続き、同時に午前中の頻尿もあり。
内科と耳鼻科にて薬を処方されるが効なし。
めまいの治療院をインターネットで探していたところ
当院を見つけ施術の依頼をされる。

2010年10/3 鍼灸治療を求め一鍼堂来院。
問診にて発症前にどのような生活リズムで過ごしていたか聞くと
8月~9月中、ダイエットのため食事をお酒中心に摂取し、
ご飯などの炭水化物は食べずに過ごしていたとのこと。
舌診にて舌根部の黄膩苔を確認。
脈診にて濡緩。
腹診にて臍周の邪を確認。
切経より大腸経の湿熱がきつく、曲池、上廉の邪実がきつし。
太谿の虚もあり、腎の弱りを確認。
考察として大腸湿熱証と診立てる。
治療後、濡緩が消失し臍周の邪も大きく緩む。
養生指導として飲酒を禁じ、バランスよく食事を摂取して頂く。

10/9(2診目)
前回施術後、眩暈と頻尿が大分ラクになり調子良く過ごされる。
舌診にて舌根部の黄苔が消失。
脈診にて濡緩よく形出てくる。
腹診にて臍周の邪マシに。
切経にて、太谿の虚もマシに。

10/24(3診目)
11/7(4診目)
11/21(5診目)
それぞれ2週間間隔で診させて頂き調子良く過ごされていたので
次回1ヵ月後に御予約して頂く。

12/19(6診目)
前回施術後より1ヵ月空いたが
体調良く過ごされ、余裕が出てきたので
11月末より事務の仕事を始めたと伺う。
仕事をしても眩暈出ずに過ごせているとのことなので
6診にて御卒業して頂きました。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
治療担当(為沢)からのコメント
過度の飲酒により眩暈が出ていた患者さまです。
頻尿などから腎の弱りがやや診られましたが
腎は補わず、大腸の湿熱のみを鍼でよく散らすことで
腎の弱りが建ち、良い効果を得ました。
J.Wさん、飲酒中心の無茶なダイエットはせず
よく体を動かして下さいね。

 大阪府富田林市在住 M.Oさん 41歳 女性 飲食業

大阪府富田林市在住 M.Oさん 41歳 女性 飲食業
主訴:メニエール病

2000年に目眩と耳閉感を発症したところ、メニエール病と診断される。
投薬治療を行うも大きな改善はなく日々過ごしていたところ、
2010年7月になり耳鳴り、難聴を発症する。

2010年9/14、鍼灸治療を希望され一鍼堂ご来院。
主症状:目眩、耳鳴り、耳閉感、難聴。
舌:紅舌で舌尖紅く、舌根部に白苔。
脈:虚脈。
腹:季肋部が浮き、胃土(中脘穴)に虚の反応を診る。
切経:後谿(右)虚中ノ実で熱感アリ、足三里(右)実で熱感アリ、
公孫(実)で枯れ、太衝(左)実、太谿(右)虚、心兪(右)虚中ノ実、
胃兪(左)実きつし。
施術方針:湿熱証と考察。
施術後:耳鳴り⑩→⑤、耳閉感⑩→④、微かだが音を聴き取ることが出来る。

2診目、9/18ご来院。
耳鳴り、耳閉感は翌日には元に戻るが、目眩は出ておらず、音も聴き取れる。
他にも、睡眠の質が良くなり、便通も良くなった。
舌:紅舌で舌根部に少白苔。
脈:右に虚脈、左に細脈。
腹:季肋部の浮き、胃土(中脘穴)に虚の反応。
施術方針:初診と同様。
施術後:初診時と同様の反応が出て、身体がスッキリしたとのこと。

3診目、9/21ご来院。
耳鳴り、耳閉感ともに波が出てきた様子で、施術翌日は両方とも消失していた。
目眩も問題なく、音も聴き取れて来ている。
舌:淡紅色あせで薄白苔。
脈:濡緩滑脈。
腹:季肋部の浮き、胃土(中脘穴)の虚の反応消失。
施術方針:今回より、疏肝と腎陰を補う。
施術後:耳閉感は残るものの、耳鳴りは消失。

4診目、10/5ご来院。
前回施術後から、耳鳴り、耳閉感は出ておらず、テレビの音が
聴こえるようになった。また、目眩も全く出ていない。
舌:紅舌で薄白苔。
脈:右に濡脈、左は脈力・幅ともに良い。
腹:季肋部の浮き。
施術方針:3診目同様。
施術後:今回は何も変化を感じないとのこと。

以降お仕事の関係上、月1回のご来院となりましたが、
耳に関しての症状は全く出なくなり、聴力も回復しました。
また、目眩も出なくなり、お元気に経過すごされております。

今は月1回、体調維持の為に御体診させて頂いております。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
担当鍼灸師(下野)より

夜遅くまでのお仕事と、お酒を非常に多く摂取されていたようで、
それらが大きな原因となっておりました。
初診時には禁酒されておりましたが、長年摂り続けた影響は
非常に大きいものでしたので、症状が落ちつくまでは
短期間でのご来院をお願いしました。

お仕事がお休みの期間で、
何とか症状を改善させたいとのことでしたので、
片道2時間の通院を頑張って頂き、その結果、
お約束までの期間で改善させることが出来て一安心しております。

これからも月1回、責任を持って御体診させて頂きます。

大阪府枚方市在住 R.Aさま 20代女性 主婦  

大阪府枚方市在住 R.Aさま 20代女性 主婦 
主訴:メニエール病(メニエル氏病)
既往歴:偏頭痛、便秘
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2009年10月末、回転性の眩暈を発症。
以来、不定期に眩暈アリ。
当院に通院されていたT.Tさん(友人)の御紹介で予約の御連絡頂く。

2010年10月26日一鍼堂、来院。
眩暈の増悪因子として、ストレスが溜まっている時に
症状が悪化する傾向があり、雨天時は頭痛で悩んでいるとのこと。
約1年前からある眩暈の発症時の状況を伺うと、
子どもの親権と養育費について離婚裁判を始めたところで、
大変悩んでいた最中だったとのこと。
裁判が落ち着き、親権の獲得と養育費を受け取ることになり
一時眩暈が落ち着くも、最近元夫から養育費の入金が滞ってきたため
ストレスが溜まり眩暈が再発。
舌診:白苔
脈診:濡脈
腹診:臍周の邪と肝相火の邪きつし
切経:後谿(虚中ノ実深し)・郄門を中心に心包経の実・
太衝(実きつし)・上廉(実)・神道(虚中ノ実)
考察:肝鬱気滞証
治療後:頚がスッキリして頭部にあった重みが軽くなる。

10月29日(2診目)
前回治療した日と翌日、眩暈少なく調子良く過ごす。
また、体のだるさを訴えるが、施術により緊張感が解けた状態であるので
安心して頂くようお伝えする。

11月5日(3診目)
眩暈が落ち着き調子良く過ごす。
長年あった便秘がよく出るように改善される。

11月12日(4診目)
前回治療後、1週間間隔を空けてみるが眩暈消失。

11月26日(5診目)
前回治療後、2週間間隔空けるが御体の不調何もなく過ごされていたので
本日を以て御卒業して頂く。

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【施術担当(為沢)より】
大変な状況下で眩暈を発症されましたが、
良い効果を得れたので一安心致しました。
今後も、もめることがあるかも知れませんが
体調管理のことは御任せ下さいね。

大阪府豊中市在住 Y.Yさま 41歳女性 

大阪府豊中市在住 Y.Yさま 41歳女性 
主訴:メニエール病
既往歴:耳鳴り、ステロイド依存性難聴
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【来院時の依頼文】
2年前から耳鳴りがあり、耳鼻科では、めまいがなかったので、
蝸牛型メニエル病かステロイド依存性難聴と診断され、薬を続けていた。
今年の夏に初めて強いめまいがあり、その時はすぐに治る。
二週間ほど前に再びめまいがおこる。
一週間ほどで治ったかと思ったころに、まためまいがあった。
今は、ほぼ落ち着いているが、細かい字を読んだり、動きによって、
少しふんわりとする。
すっきり治してしまいたいと思っています。
よろしくお願いします。


(本文ママ。)
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【2011年10月30日、一鍼堂御来院。】
現在の状態を伺うと、
常時頭が重くスッキリせず
左耳から「ザー」とした耳鳴りが鳴っている。
また、調子が悪いと耳の閉塞感を感じ低音部の聴き取りが悪い。
新聞や小説の本を見るとフワッとした眩暈が出て
電車などの乗り物に乗っても気分が悪くなる。
最近、疲れやすくなっており下痢が続いているとのこと。
生活状況を問診すると、仕事は小学講座の在宅添削指導員をしており
多数の答案用紙に目を通すことがあり、その時が一番辛いとのこと。
望診にて気色の黒抜けがアリ。
舌診:胖嫩舌、舌辺部の歯痕、白苔アリ
脈診:濡脈
腹診:臍周に邪気アリ
切経:曲池(虚中ノ実)・太淵(虚)・後谿(実)
足三里(実)・太谿(虚深シ)・太衝(実)
肺兪(虚)・肝兪(実)・腎兪(虚)
考察:肝鬱気滞証、腎の弱り
治療後:眠気が出てくるが、頭はスッキリしてくる。

11月6日(2診目)
前回施術後、翌日に気分悪くなることが多かったが
その明くる日から、気分がスッキリしてきて眩暈が軽くなる。
また、耳鳴りもザーっという音量が落ち着いてきた。

11月20日(3診目)
前回施術から二週間空くが、
調子良く過ごせたため電車に乗って京都へ遊びに出かけれたと御報告頂く。
耳鳴りも大分治まってきた。

12月9日
御予約されていましたが、
「調子良く過ごせているのでそのまま経過観察します。」
と御連絡頂き、当院の施術に満足されたのでそのまま御卒業頂く。

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【担当鍼灸師(為沢)より】
初診時より よく効果が診られた患者さまです。
多数の答案用紙に目を通すことで目を酷使し、
肝気の鬱滞を起こし、腎にまで波及しておりましたが
本治として肝鬱気滞をよく散らすことで自然と腎が建ってきました。
おそらく根を詰めて御仕事をされていたのでしょう。
調子良くなったので、程よく気張らしして遊んで下さいね。

大阪府寝屋川市在住 Y.Nさま 30歳女性 会社員

大阪府寝屋川市在住 Y.Nさま 30歳女性 会社員

主訴:眩暈
既往歴:血尿
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20歳の時に眩暈を発症。
しばらくすると落ち着くが、その後も2年に1度ほど眩暈で悩む。
27歳で結婚。以来、眩暈出ずに過ごされていたが、
最近階段の昇りで眩暈が再発し気分悪くなる。
脳外科や耳鼻科にかかるが、検査結果では異常なし。
異常ないと診断されたため、薬を処方されず
インターネットで当院に施術依頼をする。

【2011年7月14日、一鍼堂御来院。】
現在の状態は、歩行時にフラつく。
ひどい時は、頭に酸素が行き渡っていないようになり意識が遠のくとのこと。
仕事はキーパンチャーで ほとんどPCでの作業にあたる。
最近は多忙のため残業が多く、遅い時は21時くらいまで残って仕事をする。
残業時は特に症状がきつく、電車に乗っていても眩暈がする。
舌診:紅舌

脈診:緩脈

腹診:肝相火に邪気きつし
切経:
百会(実)・少海(虚)・後谿(実)
行間(実)・照海(虚深シ)
筋縮(実)・腎兪(虚)

考察:肝腎陰虚証

治療後:帰り道で階段がスムーズに昇降できたとのこと。

7月17日(2診目)
前回施術後、症状がラクにはなるが、
いつ眩暈が出るか不安感は未だあり、快適に過ごせない。
施術は前回同様、肝腎の陰分を補う。
施術中から眩暈がスーっと落ち着いてくる。

7月24日(3診目)
前回施術から1週間。
眩暈の頻度は日に2~3回あり。
しかし眩暈出てもすぐ落ち着くようになる。

8月6日(5診目)
仕事で逆上することがあり、久しぶりにきつい眩暈が出る。
その他の日は経過宜し。

8月28日(8診目)
経過宜しいので、次回の施術を2週間空けてみる。

9月10日(9診目)
前回より2週間空けてみたが、眩暈出ることなく過ごされる。

11月19日(15診目)
仕事で精神的にイライラしたり、残業で体力消耗しても
眩暈が出ない強い体質になってきたため、
今回を以て御卒業とさせて頂きました。

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【施術担当(為沢)より】
初診時に診られた紅舌は淡紅舌に。
また、肝相火の邪実もよく緩み、症状も出なくなって参りました。
症状が出なくなってもしばらく来院して頂きましたが、
それには理由があり、仕事の精神的な負荷や
残業による肉体的疲労があっても症状が出ないよう
体を強靱にすることが目的だったからです。
良い結果を得ることができ満足しております。
Y.Nさま、あまり無茶しないでお過ごし下さいね。



大阪府吹田市在住 M.Sさま 25歳女性 会社員

大阪府吹田市在住 M.Sさん 25歳女性 会社員


主訴:メニエール病

既往歴:口唇ヘルペス

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【来院時の依頼文】
25歳ですが、これまで大きな病気の既往はありません。
10月18日に、左耳に違和感を感じたため、
翌日耳鼻科を受診したところ、突発性難聴と診断される。
プレドニン、メチコバール、アデホスコーワを処方され、
25日まで1週間服用するが、耳鳴りや耳閉感が治まらず、
天気などにより変動もあることから、
メニエールの疑いもあるとのことでステロイドだけ中止し、
それまでの薬剤で様子を見ることになった。
28日からは、耳鼻科を替わり、蝸牛型メニエールと診断される。
発症時から、検査の結果、低音が聞こえづらい状態だったが、
聴力は自体はそれほど悪くなく、
また、服用後も回復はみられた。30dbくらい?
29日からは、イソバイドとメリスロンを服用しているが、
眩暈は治まったものの、
依然として耳閉感、耳鳴り、聞こえづらさは日によって残ったままである。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

(本文ママ。)

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2013年11/22、初診。
発症される数ヶ月前に婚約され、
来春に予定されている結婚式に向けて
お忙しくされていたとのこと。
またお仕事でも、緊張感が続くことがあった。
就職されてから熟睡出来ることが少なくなる。

舌診:舌尖紅

脈診:滑

腹診:心下部を中心とした拒按、
   また胃土から臍周にかけての実
弁証:肝鬱気滞

施術後:腹部の拒按消失

11/27 (2診目)
前回施術後、
3日程経った日中から
耳鳴り、耳の閉塞感が一旦消失し、
その後再び感じるようになる。

11/30 (3診目)
前回以降、
耳鳴りが3時間のみあり。
それ以外は症状なく過ごされる

12/20 (6診目)
施術の間隔が10日程空くが、
その間耳鳴り、耳の閉塞感ともに消失。

その後、
負担がかかった際に一時的に症状が出ることはあるが、
すぐに治まるようになり、症状が安定し易くなった。

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【担当鍼灸師の新川より】
平日はお仕事、休日は新生活への準備と
気の抜けない日々が続いていたようです。

今もお忙しさは続いていらっしゃいますが、
気の流れが以前に比べて流れやすくなっておりますので、
大事には至らない状態で過ごされております。

ただ甘い物やお酒が多くなってきますと、胃腸に負担がかかり、
症状が不安定になる引き金となることが考えられますので、
歓送迎会などの催し事が多くなる時は調整して頂くよう
お気をつけ下さいね。





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