癌(がん,ガン)とは何か。東洋医学・鍼灸学における癌の捉え方を解説します。

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癌の鍼灸治療

 

1:古医書にも”癌(がん,ガン)”が出てくる

癌(がん,ガン)”は現代の病気のように思われますが、
実は大昔の医学書にも、
”カ(漢字非対応)”、”積聚”という病名でその病理と
治療法則が記載されております。
『黄帝内経』『金匱要略』
などといった鍼灸、東洋医学の教典ともいえる
書物に見られるようです。
"癌(がん,ガン)”は進歩した現代医学においても
克服はされたとは決して言えず、
しかし、大昔の医者はその病因病理をしっかり
把握し、その本質を真にみごとに見抜いており、
我々に治療の大要を示してくれています。
それらを目の当たりにすると、
古めかしいどころか、
むしろそこにこそ真実が書かれているのではないかと
思わされてなりません。

 


2:”癌(がん,ガン)”の東洋医学的解釈


癌(がん,ガン)”は、東洋医学にいう、
”気滞”と密接に関わる。
そこから”気滞血オ”という病理において生じる
”オ血”や頑固な”湿痰”という邪が複合的に絡み合い、
癌(がん,ガン)を形成するという。
(ここには、多少の専門的知識を要しますが、
興味のある方は勉強してみてください。)
体内にこれらの邪をこもらせないこと、
また、癌(がん,ガン)になってもこれらの邪をさばき、
その裏にある生気の弱り、胃の気をたてていくことで
癌(がん,ガン)と言えども克服出来るのだと言われている。
しかし、これらの邪は半病人においても体内に
蓄積しやすいもので、
生気が充実していれば、生気が邪に対してくれ、
長期間、邪が停滞することはない。
気滞や湿痰の邪におかされ、取り除かれないという
現状こそが、生気の弱りを表し、
病気に対する抵抗力の弱りを示している。
よって、一概に邪を取ればよいのではなく、
生気が邪に対することが出来る程、力を付けることこそが
癌(がん,ガン)に対する治療となる。
その状況によって去邪と扶正を使い分ける必要がある。

 

3:癌(がん,ガン)の鍼灸(針灸)治療はどのようなものか


浅い鍼(針)を置くだけで体は大きく変化するので、
刺激の強い鍼(針)は必要ありません。
髪の毛ほどの鍼(針)を皮膚に当て、上記の邪が去り、
生気が充実するのを待ちます。
それだけで、ある程度の痛みや、倦怠感など
不快な症状は取れていきます。

 

4:鍼灸で癌(がん,ガン)みを取るだけでも有効である


癌(がん,ガン)の独特の痛みに鍼灸がとてもよく効きます。
癌(がん,ガン)の痛みに鍼灸が効くことはよく知られていることで、
この痛みを取るだけでも、
それに伴うストレス、
さらに東洋医学で言うところの”気滞”を緩和することになり、
癌(がん,ガン)の経過自体にも
とても良い影響があります。

 

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